直感、占い、運命……スピリチュアルといわれる視点は、恋愛だけではなく、意外に起業家の方たちも、お持ちの視点でもあります
分からないことを拒否するのは人として自然なこと
スピリチュアルという言葉が一人歩きして、ある人には魅力的に、ある人には怪しくてばかばかしいものに映るようです。「スピリチュアル」は、正確には「スピリチュアリティ」のこと。Wikipediaによるとと書かれていますが、実際の世間の感覚としては「目に見えない、不思議な現象」といった捉え方をされている印象を受けます。スピリチュアリティ(spirituality)の語源はラテン語のスピリトゥス(spiritus)に由来する。ラテン語のスピロー(spiro)は、呼吸する・生きている,霊感を得る,風が吹く、呼吸や息、いのち、意識、霊感、風、香り、霊や魂などを意味する。
世の中には、目に見えないこと、目に見えること、両方が混在しているものです。
「科学的に証明されたこと」だけを信じることも「科学信仰」という捉え方もできます。私たちは、誰でもある程度の「科学信仰」を持っています。「地球の核」や「ブラックホール」なんて、自分が観にいったわけじゃなくても、「ある」と信じています。教科書や本に載っていることなら、実際に、この目で見たこともないのに信じてしまうものです。
「私は目に見えるものしか信じません」という人もいますが、「呼吸」は目には見えませんし、「想い」や「感情」も目には見えません。でも、確かに存在することを知っていますよね?
- 人はなぜ地球に存在するの?
- 人はなぜこの世に生まれてくるの?
- 人に嫌われると悲しいのはなぜ?
とはいえ、「目に見えないもの」「分からないもの」を拒否してしまうのは、人として当たり前のこと。認知することによって、人は安心感を得るものだからです。
でも、「分からないから拒否」という考えは、人間関係を築いていくうえでは、お勧めできません。100%理解できる相手など見つけるのは困難ですし、「分からない相手」を、「理解しよう」「受け入れよう」とすることが、恋愛においてとても重要だからです。
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