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地下鉄がない! ジャカルタの交通機関を使いこなそう(2ページ目)

ジャカルタで一番難しいのが街なかの移動です。旅行時の基本移動はタクシーが便利ですが、最低限のルールと注意点を理解しておきましょう。また、渋滞時はタクシーが機能しない時もあります。少し勇気が必要ですが、タクシー以外の交通機関も把握しておきましょう。

椿 光一

執筆者:椿 光一

ジャカルタガイド

空港から市内までのタクシー利用

空港から市内まで利用する場合は各タクシー会社のブースで行先を告げて順番を待ちます。タクシー会社以外の白タクの客引きが多いですが無視して目的のタクシー会社のブースに行きましょう。

空港からは通常高速道路を利用しますが、その利用料は客側が支払います。目的地によって違いますが、1料金所あたり5,000~8,000IDR必要です。支払の注意点ですが、タクシーの運転手へ高額紙幣を渡すとお釣りが無い事が多いです。その場合お釣りの払い戻しはされませんので、小額紙幣を常に用意するようにしましょう。また、チップは通常必要ありませんが、小額の端数のお釣りは受取らない方が多いです。気持ち良いサービスを受けた場合は10%くらい多めに渡しても良いでしょう。

トラブルが発生した場合は必ずタクシーの窓などにある識別番号を覚えておきましょう、タクシーグループへ連絡すればきちんと対処してもらえる場合が多いです。バジャイと呼ばれる3輪車のタクシーもありますが、メーターが無く、常に料金交渉が必要となります。降りる際にトラブルになる場合もあるため、通常のタクシーを利用することをおすすめします。


専用レーンを走る「トランスジャカルタ」

ジャカルタは世界一と言われるほど渋滞がひどい街です。そのため、タクシーなどを利用しても5分の距離が30分以上かかる場合もあります。しかし、市内を走る地下鉄はまだありません。そこで活躍するのがトランスジャカルタ(Transjakarta)。高速バスで、ジャカルタ市内に7路線あります。
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地下鉄代わりに使える、トランスジャカルタ


トランスジャカルタは道路の中央に専用レーンがあり、渋滞の時は役立ちます。料金は全区間一律で3,500IDR。専用の磁気カードを購入して乗車します。日本人が多く集まり、日本料理店舗も多いジャカルタ南部の「ブロックM・バスターミナル」から、中心の目抜き通り沿いの「モナス(独立記念塔)」を通り、ジャカルタ北部の「コタ駅」へ向かう路線や、ジャカルタ南部の「ラグナン動物園」から、ジャカルタ中部の「クニンガン」へ向かう路線が役立ちます。他にも小型・中型の乗合バスもありますが、スリが多いことや、バス停が無くどこで乗降すれば良いかわかりにくいなど、あまりおすすめはできません。


ちょっと怖いバイクタクシー「オジェック」

旅慣れた方は、「オジェック(OJEK)」と呼ばれるバイクタクシーを利用する方法もあります。街中の「OJEK」と書かれた手書き風の看板がある場所が乗合所です。
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手書き感が漂うOJEKの看板


市内のターミナルや交差点付近に多いです。渋滞の際の近距離移動には絶大な威力を発揮しますが、渋滞の中や細い道をすり抜けて行くためちょっと怖いです。「え?ここを通るの!?」というような狭い隙間を攻め込んでいきます。現地のオフィスワーカーも利用する人は多くいます。値段はタクシーの5~7割程度ですが、メーターが無いため交渉が必要です。乗る前にしっかりと値段交渉をしましょう。目的地を伝え、「ブラパ(いくら?)」と伝えれば値段交渉開始です。行き違いの無いように、携帯電話やメモ帳で金額を提示しながら進めると良いでしょう。(※価格はすべて2015年1月現在)
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