強豪国の典型的な負けパターンに陥る

日本の敗退は、強豪国の典型的な負けパターンだった。

日本の敗退は、強豪国の典型的な負けパターンだった。

振り返ればパレスチナとの大会初戦から、日本は課題を引きずっていたのかもしれない。シュートと決定機の数に、得点が比例しないのである

グループリーグを3連勝で終えた直後、キャプテンの長谷部誠(31歳・フランクフルト/ドイツ)は「チャンスのわりにはゴールが少ない。決定力をもう少し上げていきたい」と話していたが、UAE戦でもチャンスをいたずらに浪費してしまった。

UAEの守備陣を崩し切れずに1対1のままPK戦に突入し、勝利が手のひらからするりと落ちていくと、長谷部は再び決定力に触れた。

「チャンスで決めきれなかったのが、こういう結果につながった」

4大会連続のアジアカップ出場だった34歳のベテラン遠藤保仁(ガンバ大阪)も、「もうひと押しというか、チャンスはあった。そこで決めるか、決めないか。それが拮抗した試合では非常に重要になるので、決めきれなかったのは非常に残念です」と声を落とした。

開始早々に負ったビハインドを終盤まで引きずり、1対1の同点に追いついたのは80分だった。後半の残り時間も決定機を作り出し、延長戦でも相手ゴールに迫ったが、2点目を奪うことができなかったのである。

遠藤が続ける。

「この大会に限れば、シュートを決めきることが一番の課題だったと思います。どの試合でもボール支配率は高められていると思いますし、チャンスの回数も徐々に増えてはきていたと思うので、そこでやっぱり決めきるか決めきれないかっていうこと。もうひとつは、自分たちがボール支配を高めれば相手はカウンターを狙ってくるので、今日はその形でやられてしまった。その二点は確実に、これから向上していかないといけない課題です」

カウンターアタックから失点を許し、守備を固めた相手に逃げ切られるのは、強豪国の典型的な負けパターンだ。日本対UAE戦はPK戦で決着がついたが、UAEからすれば狙いどおりだっただろう。不確定要素の強いPKに引きずりこむことは、最初から彼らのプランに含まれていたからである。

>>なぜ、日本はUAEに足元をすくわれたのか