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ジ軍の青木宣親、背番号「23」獲得のためにやったこと(2ページ目)

ロイヤルズからFAでジャイアンツと1年契約を結んだ青木宣親外野手が1月20日(日本時間21日)、本拠地サンフランシスコのAT&Tパークで入団会見に臨んだ。

瀬戸口 仁

瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグ ガイド

スポーツ新聞記者として日本プロ野球担当10年、メジャー取材のため渡米13年の実績

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背番号「23」をロン・ワウスベンチコーチが譲渡した背景

背番号「23」は、ヤクルト入団直後に背負い、日本が連覇した2009年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、ワールドシリーズに進出した昨季も背負った“ラッキーナンバー”で、「愛着もありましたし、縁起のいい番号なので」と新天地でも希望した。ところが、その「23」はロン・ワウスベンチコーチが付けていた。交渉したところ、同コーチが“譲渡”を快諾。青木の希望が叶ったのだ。

「コーチがゴルフ好きだっていうので、ゴルフクラブを買うか、(高級腕時計の)ロレックスを買ってあげようか、と考えています」。大リーグでは、移籍先の背番号を譲ってもらう際は、相応のお礼を“贈る”ことが慣習化している。その返礼で一番多いのがロレックスで、あとは譲ってくれる人の趣味に関するものだ。

変わったところでは、昨年7月、ジョン・ラッキー投手がレッドソックスからカージナルスへ移籍した際、パット・ネシェック投手から背番号「41」を譲ってもらい、そのお礼としてベーブ・ルースのサインボールを贈った。それだけメジャーリーガーはラッキーナンバーにこだわる証でもある。

新天地でゲン担ぎに成功した青木は、運を味方に付け、悲願の世界一へ邁進していく。
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