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ジ軍の青木宣親、背番号「23」獲得のためにやったこと

ロイヤルズからFAでジャイアンツと1年契約を結んだ青木宣親外野手が1月20日(日本時間21日)、本拠地サンフランシスコのAT&Tパークで入団会見に臨んだ。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

最高の敵だったチームのユニホームを着ることに

現時点でメジャーNo.1の強さを誇るジャイアンツに入団した青木宣親。

現時点でメジャーNo.1の強さを誇るジャイアンツに入団した青木宣親。

ロイヤルズからFA(フリーエージェント)でジャイアンツと1年契約を結んだ青木宣親外野手(33)が1月20日(日本時間21日)、本拠地サンフランシスコのAT&Tパークで入団会見に臨んだ。

「伝統のある球団、ワールドシリーズを含め、チーム一丸でやっている。本当に強く、また世界一を狙えるチーム。それが決め手になりました。家族にとっても、今まで以上にやりやすい。ただ、一番は強いということです」

ジャイアンツはここ5年間で3度世界一に輝いたチームで、“強さ”という点においては現時点でメジャーNo.1だろう。青木自身もロイヤルズに在籍した昨年はワールドシリーズで苦杯を舐めさせられ、ジャイアンツと同一リーグだったブルワーズでの2年間は嫌というほどその“強さ”を味わった。最高の敵だったチームのユニホームを着ることができて、勝負師としては喜びを隠し切れない。

契約内容は、年俸400万ドル(約4億7200万円)の1年契約で2016年の選択権は球団が持つ。契約延長の場合、2年目は年俸550万ドル(約6億4900万円)。2年とも最大150万ドル(約1億7700万円)の出来高が設定された。もっと好条件の球団もあったと思われるが、ワールドシリーズに出場し、世界一になるという青木の悲願を最も叶えてくれそうなチームがジャイアンツだったのだ。

この移籍で青木は実に大リーグらしい行いをした。背番号問題である。

>>ラッキーナンバー獲得のため、メジャーの慣習に取り組んだ青木

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