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直前に読みたい!2015年介護福祉士国家試験の筆記対策

第27回介護福祉士国家試験の筆記試験が目前に迫ってきました。超直前対策として押さえておきたいキーワードや心得を紹介します。

小山 朝子

執筆者:小山 朝子

介護福祉士ガイド

いよいよ第27回介護福祉士国家試験の筆記試験が目前に迫ってきました。みなさん、準備は万全でしょうか。超直前対策として押さえておきたいことをまとめました。

応用問題を解く際に思い出してほしいキーワード

直前対策として、介護福祉士国家試験合格のためのキーワードと、キーワードに対応した関連用語を挙げておきます。

■尊厳保持
・利用者本位
・個別性の尊重
・その人らしさ
・ノーマライゼーション
・基本的人権(憲法第11条)

■自立
・自己決定
・幸福追求権

■自立支援
・残存機能の活用

□ご利用者に接するときには
・傾聴
・共感
・受容

□支援にあたるときには
・連携(多職種連携・チームケア)
・チームアプローチ

team

「多職種連携」。チームで知恵を集めて支援を行います

もちろん、そのまま丸暗記するのではなく、上記のキーワードと関連用語を頭に入れて応用問題を解くことが重要なのです。

例えば、「私はもうなにもできなくなってしまった」と悲しむご利用者に対する接し方として、「頑張りましょう」と励ますのがよいのか、「もう一度仕事ができるようになりますよ」と期待をもたせるのがよいのか、「今のお気持ちを聴かせてもらえますか」と問うのがよいのか。ご利用者に接するときのキーワードは「傾聴」「共感」「受容」だと覚えておけば、自ずと「今のお気持ちを聴かせてもらえますか」という回答が導き出せるでしょう。

さらに、例えばトイレに間に合わず失禁するようになり落ち込んでいるご利用者に対して、「失禁予防のためにおむつの使用を勧める」のがよいのか、「失禁の状態を把握する」のがよいのか。「自立支援」というキーワードが頭に入っていれば、むやみにおむつを勧める選択肢は選ばないでしょう。「チームケア」が頭に入っていれば介護福祉士が独断でケアの方針を決めるといった選択肢は選ばないはずです。

次のページは、気をつけたい「ダブルマーク」について触れています。

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