冷静さを保つためにはルールが必要

夫婦喧嘩はルールを守ってしよう

夫婦喧嘩はルールを守ってしよう

前回「上手な夫婦ゲンカのための3つの心得」を紹介しました。しかしいざ喧嘩が始まるとお互いに冷静さを失うことは避けられません。せっかくの「上手な夫婦喧嘩の心得」がどこかに吹き飛んでしまい、やっぱり「犬も食わぬ夫婦喧嘩」に陥ってしまうことも。そうならないように、夫婦喧嘩という土俵の上でお互いが守るべき最低限のルールは決めておきましょう。私がおすすめしているルールは、以下の5箇条です。

■ルール1 原因ではなく解決を探る
「だいたいキミがねぇ……」とか「もとはといえば……」は禁句です。喧嘩って、何か目の前に問題が生じているから起こるんですけど、感情的になると、「そもそもあなたがあんなことするから……」とか「キミがあんなこと言わなければこんなことには……」とか、責任の押し付け合いというか、犯人捜しというか、そんな感じになってしまうんですね。でも、それでは何も前に進みません。風邪を引いたときにはその原因を突き止めるよりも、まずはどうやったら治るのかを考えることが大切です。喧嘩においても、どうしたら目の前の問題が解決できるのかということに焦点を当てて、話し合うようにしましょう。

■ルール2 別の話を持ち出さない
「あのときだって……」も禁句です。どんどん話しが変わっていって、もともと解決しなければならなかった問題がおきざりにされ、話しがますますこんがらがってしまいます。「あのときだって……」というと、「キミだって、あのとき……」と切り替えされて、墓穴を掘ることも多いですし(笑)。だいたい「あのときだって……」というセリフが口を突くときは、相手を打ち負かしてやろうという気持ちが勝ってしまっているときです。そうなると、喧嘩は泥沼化しますから、自制が必要です。言われたほうもその反論に付き合わないようにしましょう。

喧嘩を終えるタイミングが重要

■ルール3 勝手に土俵を下りない
「もう知らない!勝手にして!」と、勝手に退場しちゃうのは反則です。あるじゃないですか、感情が高まりすぎて、その場にいられなくなり、「バタン!」と戸を閉めて部屋を出て行くみたいな。そうすると、残された相手はものすごい孤独とやり場のない怒りに襲われます。さらに、一度そういう別れ方をしてしまうと、次に顔を合わせたときにお互いにどんな顔をしていいのかわからなくて、仲直りのチャンスがますます遠のきます。「今日はもうおしまいにしておこうか」というお互いの同意の上で土俵を下りるようにしましょう。

■ルール4 堂々巡りを始めたらいったんおしまい
さきほど「勝手に土俵を下りない」ということを説明しましたが、「今日はもうおしまいにしておこうか」っていうタイミングをみつけることこそが難しいと感じているかもしれませんね。でも大丈夫。明確なタイミングのみつけ方があります。もしお互いに同じことを繰り返し発言するようになったら、もうそれ以上言うことはない証拠です。「おや、その話、さっきも聞いたぞ」と、話しが堂々巡りを始めたら、「私は言いたいことは全部言った。あなたは?」「じゃ、今日はここまでにしよう」とお互いの同意の上で喧嘩を終えるようにすればいいんです。「腹の中をさらけ出す」のが喧嘩の目的です。

■ルール5 あいさつは欠かさない
全然納得はしていなくても、そうやってひとまず喧嘩を終えたら、あとはいつもどおり「おはよう」「ありがとう」「いってらっしゃい」などのあいさつはしましょう。これがないと、お互いに無視しているみたいな状態になって、いつまでたっても意地の張り合いになっちゃいますから。少なくともあいさつをいつも通りに交わすことで、正常な関係性を取り戻すのが早まります。


この5つのルールを、いつも夫婦喧嘩が勃発しやすいところに貼っておくのもいいでしょう。それだけで逆に、お互いに冷静になって夫婦喧嘩を減らす効果があるかもしれません。各夫婦で独自の喧嘩のルールを設けてもいいでしょう。ただし、あんまり増やしすぎても逆効果です。男性はたいてい3つ以上のルールを覚えられませんから。紹介した5つのルールだって、ちょっと多いくらいなんです(苦笑)。




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