オークションという市場の存在の認識が必要
まずはオークションの存在を知ること。そして、実際にやってみて、楽しさや便利さを実感することが大切。
これは私の知人の例ですが、もうすぐ80歳になろうとしている女性からは腕時計の出品を依頼されました。もう20年くらい前に買ったようですが、ほとんど使っていません。動いていないのでジャンク品として出品しましたが、傷や汚れもなく、しかもケースがあるということで高値で落札されました。オークションを通して不要品がお金になることを知ったその女性は、不要品を見つけるのが楽しみになったと言っています。オークションの存在を知っているかどうかで、お金の面でも楽しみの面でもずいぶん違うようです。
トラブルが怖い人のための予防策
オークションで不要品がお金にかわることがわかっても、トラブルが怖いという声も聞こえてきます。そういう場合には代理出品をしてもらったりするといいと思います。手数料はかかりますが、出品作業や発送などは全部任せることができます。また以前「不要品を段ボールで送るだけ!超楽チンなセルクル」で紹介したオークションサイトであれば、不要品を段ボールに入れて送るだけです。ヤフオク!などのように、写真撮影や商品説明の執筆、発送の手間がないので、オークションをしてみたいというシニアの第一歩としてはオススメです。それに、万が一のクレームがあったときでも、全部セルクルが対応してくれます。なので、嫌な思いをすることもないわけです。
今後、パソコンやスマホなどの操作がよりシンプルになったり、オークションのサービスがもっとわかりやすくなってくれば、今以上にシニア層の参加が増えると思います。一方でマナーの向上、トラブル防止策などの課題も出てくるでしょう。そういうった点をふまえて参加していくことが、楽しく続けるためには必要なことだと思います。