貯蓄/貯蓄する基本の方法

働く独身女性のリスクと貯蓄額(2ページ目)

アラサー・アラフォーの働く独身女性を対象にした「オトナの女のリスク実態調査」(アクサ生命保険が実施)から、何をリスクと考え、それに対しどう対処しようとしているのかをご紹介します。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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■リスクヘッジは貯蓄

これらのリスクに対しては、貯蓄する・健康に気をつける・趣味を持つ、などで対処しようとしています。興味深いのは、結婚に対する意識で、

<妥協した結婚はしないようにする>
  • アラサー世代   29.7%
  • アラフォー世代  27.3% 
<今の彼氏と親密な関係を持つ>
  • アラサー世代   21.0%
  • アラフォー世代  15.0% 
<婚活する>
  • アラサー世代   9.3%   
  • アラフォー世代  6.3%
(以上複数回答)など、結婚をリスクヘッジの手段にしようと考える働く女性は少なく、自立した女性像が浮かび上がってきます。

貯蓄額300万円未満が50%以上

貯蓄をリスクヘッジの手段と考えている女性たちは、どのくらいの資産があれば困らないと考えているのでしょうか。アラサー世代は3431.5万円、アラフォー世代は5481.4万円と2000万円もの差があります。一方、現実の貯蓄額は、
  • アラサー世代   284万円
  • アラフォー世代  555.1万円
で、理想のおおよそ10分の1にとどまっています。細かく見ると、アラサーは300万円未満が約65%に対し1000万円以上は5.7%、アラフォーは300万円未満が約51%に対し1000万円以上は22%。アラフォーの平均貯蓄額が高いのは高額貯蓄者が多いからで、実態は貯蓄額300万円未満が半数以上、中でも100万円未満は30%と、理想と現実のギャップの大きさを痛感します。
アクサ生命保険(株)「オトナの女のリスク実態調査」を基に作成した。

アクサ生命保険(株)「オトナの女のリスク実態調査」を基に作成した。


今後、給与やボーナスが急上昇することは期待できませんし、それどころか非正規雇用の人が増えそうな気配すらします。消費税や健康保険税などの引き上げも避けがたいでしょう。今以上に生活が厳しくなるであろう中で貯蓄を増やすには、今の生活スタイルを「足るを知る」生活に転換し、ストレスを感じずに貯蓄を増やす方法を、できるだけ早く考え実行する必要があります。先ずは天引き貯蓄の額を1,000円増やすことから始めましょぅ。
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