お金持ちになれる人のお金の使い方、ココが違う!

お金持ちになれる人のプレゼントの選び方

お金持ちになれる人のプレゼントの選び方

お金の使い方から貯め方、増やし方から時間の使い方まで、経営コンサルタントの小宮一慶さんにビジネスパーソンの心得を伝授していただきます。

お金を稼ぐ経営者、持続的に成功し続けている経営者をたくさん見てきた小宮さんが語る、「お金持ち法則」を5回にわたってお届けします!
(第2回目のインタビューから続きます)

自分のためには絶対買わないものをプレゼントする

お金を稼ぐ人はお金を使うことが上手な人です。たとえばいま2000円で誰かにプレゼントをするとします。相手によって買うものは変わるでしょうが、プレゼントに関して私は一つ決めていることがあります。

「その金額では自分のためには絶対に買わないものを買う」

という事です。ふだんならこの金額なら絶対に買わない商品を買うのです。たとえば1個2000円のスイーツを買う。一本2000円のジュースでも、一個500円のイチゴを4つでもいい。日常自分のためにはその金額では到底買わない商品を買うのです。

プレゼントが下手な人、お金の使い方が下手な人は1500円でCDを買って余ったお金で何か適当に買えるものを加えたりします。あまり「ありがたみ」も「新味」もなく、いかにも安い予算で抑えたなという雰囲気がバレバレです。

その点1個2000円のチョコレートだとか果物なら、特別なもの、高級なものというイメージが付きますし、渡す時にいろいろ話が膨らむでしょう。相手も通常は買わないものでしょうから、新鮮で喜びは大きなものになるはずです。

先日も普段お世話になっている編集者に何かプレゼントをと考え、思いついたのが「しおり」でした。本が好きな編集者が喜んでもらえるものと考えたのですが、1万円の「しおり」をプレゼントしたら、大変喜んでもらえました。

私自身は自分のためには絶対に買わない商品ですが、それは編集者の人も同じ。プレゼントすればきっと喜ぶはず。金額ではないのです。たとえば一本3000円の鉛筆でもいい。これが万年筆なら珍しさはありませんが、鉛筆だと貴重品です。めったに売っていない希少な商品、そしてふだん自分のためには買わない商品であれば、プレゼントすれば喜んでもらうことができる可能性は非常に高いでしょう。

同じお金を使うのでも、どれだけ相手に喜んでもらえるか。強い印象を与えることができるかで、お金の価値が変わるわけです。それによってお互いがハッピーになり、関係がより深まれば、さらに大きな価値がそこから生まれてくることになります。まさに「生き金」と言えるのではないでしょうか?

お金を稼ぐ人はモノよりも人に投資ができる人!

「生き金」を使うという点では、投資に対する意識が強いのもお金を稼ぐことができる人の特徴です。投資というと株式や投資信託、債券やFXなどの商品を思い浮かべる人が多いと思います。しかしお金を稼ぐ人の特徴は人に対して投資ができる人だと思います。

私自身、30代後半で独立した際、まだ実績も何もない私に対して、余裕で人を1人雇えるくらいの顧問料をポンと払ってくれた人物がいます。その方とはいまだに長くお付き合いをさせてもらっていますが、若い頃に受けた恩というのはいつまでも私自身の中で消えませんし、何かあれば万難を排しても力になりたいと思っています。

お金を稼ぐことができる人は、そのようにお金の使い方で価値が大きく変わることを知っている人だと思います。私自身、自分がされてきたように有望な若い人に投資をしたいという気持ちが強い。そういうものは伝搬(でんぱん)していくものなのですね。

もちろんそのような形で人に投資するのは誰もがすぐにできることではありません。一般的にはまず自己投資、まず自分自身の能力と価値を高めるためにお金を使いましょう。将来の目的があるのであればそれに向けた勉強をするとか、現在の職場で役に立つ資格を取るとか。

あるいは先ほどのプレゼントなども、ある意味人間関係に対する投資だとも考えられます。ちょっとした心遣いや工夫、手間をかけることで人間関係が深まる。それが思わぬリターンとなって将来自分に返ってくる。もちろんリターンを期待して投資をするのではなく、結果としてそういう付加価値が生まれて戻ってくるわけです。

生きたお金というのは自分にしても他人にしても、人に対して使ったものなのです。しかもそれが人を喜ばせたり、成長させることにつながる使い方をしているということ。一番無駄なお金の使い方は、自分だけの、目先の欲望を満たすだけに使うお金です。

★次回は、小宮さんの考えるお金持ちになる人の時間の使い方です

小宮一慶(こみや・かずよし)さん

小宮一慶さん

小宮一慶さん

経営コンサルタント、株式会社小宮コンサルタンツ代表取締役、名古屋大学客員教授。1957年、大阪府生まれ。81年京都大学法学部卒業後。東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。米国でMBAを取得後、同行で経営戦略情報システムやM&A携わる。その後岡本アソシエイツに転職。国際コンサルティング業務にあたる。96年、株式会社小宮コンサルタンツを設立。企業規模、業種を問わず幅広くコンサルティングを行う。また年100回以上の講演や新聞・雑誌の執筆、テレビ出演などでも活躍。おもな著書に『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカバー21)、『35歳までのお金の教室』(三笠書房)など、著作は110冊を超える。

取材・文/本間大樹

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