どのように不正送金をブロックするのでしょうか
ネット銀行で不正送金を行うウイルスは2つのケースに大別されます。まずはキーボード入力を盗み取り、パスワードを漏えいしてしまうウイルス。次に「マン・イン・ザ・ブラウザー」と呼ばれる、ブラウザと連動するウイルスです。たとえばログイン時に偽画面を表示し、そこにパスワードを入力させ、盗み取ったり、送金時に振込先の情報をハッカーの口座に改ざんして送金してしまいます。つまり、キーボード操作の情報を秘密に守り、ブラウザをウイルスから守れれば、万が一、不正送金ウイルスに感染していてもその活動を無効に封じ込むことができるのです。ちなみに、ウイルス感染を予防することを入口対策と言い、侵入されても最悪、漏えいだけは防ぐことを出口対策と言います。そしてカスペルスキー インターネット セキュリティは、高いレベルの入口対策だけでなく、この出口対策とも言える最後の砦的な付加機能も搭載されています。
下の画像は、カスペルスキー インターネット セキュリティの、セキュリティキーボードです。マウスでクリックしてパスワード入力をすることで、キーボードの動きを盗めなくして、さらに入力情報を秘密にしてくれます。
キーボード操作の情報を秘密に守ります
ウイルスからブラウザを保護する機能も搭載。保護されたページは下の画像のようにブラウザの淵が緑色になり、しっかり働いてくれていることを目視で確認できます。
ブラウザをウイルスから守ります
ここは注意点したいポイント
パソコンが苦手という方ほど、とりあえずの設定をしがちというのが実情です。ここは一番に注意したいポイントと言えるでしょう。まずはマニュアルを読んでから、手順通りに設定してください。なお、マニュアルには、お問い合わせの電話番号も書いてあります。わからないことは、どんどん確認しましょう。また不正送金の対策には「複数のサイトで同じパスワードを使い回さない」など、人間が注意しなくてはいけない部分もあります。決してウイルスだけが原因ではありません。ネット銀行のホームページにはセキュリティの注意点なども書いてありますので、こちらもしっかりと読んで予防したいところです。
【関連サイト】
・平成26年上半期のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況について( PDF 文書)
・カスペルスキー社ホームページ
・カスペルスキー インターネット セキュリティ 2015 のネット決済保護の設定方法および使用方法