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伝統と個性が魅力!エクラデジュールのフランス菓子

2014年も多くのパティスリーがオープンしました。その中でも、人気店のシェフパティシエを務めた方が独立スタートした店は、注目の新店としてぜひ訪ねたいですね。2014年9月26日、東陽町にオープンした「エクラデジュール」もまさにそんな店。シェフの中山洋平氏は、渡仏しての修行後、京橋「ル・エール・サンク」のシェフパティシエを務めた方。フランス菓子をはじめ、地域に愛される菓子を発信しています。

平岩 理緒

執筆者:平岩 理緒

スイーツガイド

東陽町に「エクラデジュール」がオープン!

2014年9月26日、東陽町駅から徒歩3分ほど、江東区役所からも近い場所に、パティスリー「エクラデジュール」がオープンしました。

オーナーシェフの中山洋平氏は、1979年、江東区生まれ。ホテル日航東京など国内でキャリアを積んだ後、渡仏。フランス最優秀職人M.O.F.受賞のパティシエの店で、サヴォワ地方にある「パトリック・シュバロ」や、バゲットコンクールで1位に輝いたパリの「アルノー・デルモンテル」で修行後、帰国。日本国内やフランスのコンクールでも多数の受賞歴をお持ちの、若手実力派パティシエの一人として注目されています。

「エクラデジュール」には、グラス入りタイプのお菓子が複数並ぶ

「エクラデジュール」には、グラス入りタイプのお菓子が複数並ぶ


「エクラデジュール」のお菓子の特徴を挙げるならば、「伝統を尊重することと、新しいスタイルへの挑戦とが共存している」と言えるでしょう。
こちらの店には、フランスの伝統的なお菓子「フォレノアール」や「ババオラム」などもある一方で、「ヴェリーヌ」と呼ばれるタイプのグラス入りのお菓子が目立ちます。グラス入りのスイーツというと、夏場のイメージがありますが、中山シェフは以前から、モンブランなど、昔からなじみのあるケーキをグラス入りに仕立てるなど、意外性のある現代的なスタイルに再構築するのが得意でいらっしゃいました。
このお店でも、そのような感性を余すことなく発揮。グラス入りの「ティラミス」は、とろりとやわらかなマスカルポーネクリームの上に、コーヒーパウダーを振りかけたサクサクのクランブル生地をのせたものとなっています。
「ショートケーキ」も、定番の三角形のものだけでなく、グラスの中に、スポンジ生地と生クリーム、苺を入れたタイプもあるので、もし出会えたら、ぜひ召し上がってみてください。

「エクラデジュール」の店舗外観

「エクラデジュール」の店舗外観


それでは、次のページから、「エクラデジュール」のお薦めケーキを詳しくご紹介します。

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