ジュニアグランプリファイナルも開催されている。
スペインのバルセロナにて開催中のグランプリ・ファイナルでは、ジュニア選手も活躍中です。
グランプリファイナルとは、10月下旬から世界6カ国で毎週開催されてきたグランプリシリーズ(日本の大会は、NHK杯)のポイント上位6選手(組)だけが出場できるシーズン前半戦のハイライト……ということは、もうかなり広く知られているようです。
さらに、男子シングルに日本から町田樹、無良崇人、羽生結弦の3選手が出場するとか、女子シングルに出場予定だったグレイシー・ゴールド(アメリカ)が故障で参加辞退したために、今シーズンから本格的にシニアに上がったばかりの本郷理華がポイント次点として繰り上がって出場することになったことなども、皆さんかなりご存じのことと思います。
しかしこの大会で、シニアだけでなくジュニアのグランプリファイナルも開催されていることはご存じでしょうか? 数時間前までは、このリンクでジュニア選手たちが滑っていたのです。
日本のジュニア選手たちは、計5名が出場
日本からは、男子2選手(山本草太、宇野昌磨)と女子3選手(樋口新葉、永井優香、中塩美悠)の計5選手が出場しています。ジュニア男子シングルのショートプログラムでは、山本選手が1位、宇野選手が3位となりました。上位3選手が1点弱のなかでひしめき合っており、フリーの出来次第で順位は入れ替わるでしょう。2位のボーヤン・ジン(中国)選手も含め、3選手ともスケーティングがきれいで伸びやかでとにかく心地いいです。
ジュニアの女子シングルでは、出場した6選手全員が転倒のない、元気いっぱいの演技をみせました。そのなかで、永井優香選手が3位につけています。ジュニア女子は日本3選手、ロシア3選手という顔ぶれ。現在シニアにもたくさんの世界トップレベルの選手のいるロシアからは、あとからあとから素晴らしい女子選手が出てきています。フリーではまたノーミスの演技がたくさん見られるのか、最終的にはどんな結果になるのか、楽しみです。