3.「ひみつのアッコちゃん」が流れるJR青梅駅(青梅線、東京都青梅市)
青梅駅に降り立つと、可愛らしいテーマ曲のメロディーが流れてくる。誕生以来、50年ものあいだ漫画やアニメで多くの人に知られてきた「ひみつのアッコちゃん」オープニングテーマ曲の最後のフレーズだ。
なぜ、青梅駅で「ひみつのアッコちゃん」なのか? 駅構内にもアッコちゃんのポスターがあり、青梅赤塚不二夫会館の案内も出ている。改札口を出て歩くこと5分程でたどり着ける場所に赤塚不二夫ワールドが楽しめるスポットがあるからだ。
このあたりは、昭和レトロの街並みが続き、懐かしい映画ポスターの看板がたくさん建物に掲げてある。昭和レトロ商品博物館、昭和幻燈館といったユニークで小さなミュージアムが並び、その一角に赤塚不二夫会館はある。
赤塚氏は青梅に住んだことはないけれど、青梅市が昭和の映画看板で町興しを図り、若い頃に映画看板の絵を描いたことがあるという縁で、この地に赤塚の記念館が建てられたのである。館内には、アッコちゃんだけではなく、彼の生みだした数多くのキャラクターの絵や関連資料が展示され、一時彼の創り出した世界に浸ることができる。
青梅と言えば、鉄道ファンにとっては、青梅鉄道公園を忘れてはならない。蒸気機関車を中心とした展示は丘の上なので、歩いていくのは大変かもしれないが、青梅に行ったら立寄ってみたいスポットである。
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