桃園川跡でも最大のディープゾーン
桃園川跡の遊歩道の住居表示が阿佐谷北に変わったところをさらに行けば、中杉通りにつきあたる。中杉通りを越えると、桃園川跡の遊歩道はまた雰囲気が変わる。というか、見逃してしまいそうになる道を探しながら歩く。
荻窪の遊歩道とは違い、かなり細くなっている。しかもその風景も、どこかしら時間が止まったようなかんじになってくる。
どこをどう歩いていいかわからなくなるような迷路のような道が続いている。
まるで、子供の頃、知らない路地に入り込んでしまったような錯覚に陥る。どこか昭和な気分にひたれるかんじだ。そういえば、桃園川は昭和30年後半から暗渠化が始まり、40年代にはすべてが暗渠化された。
ところが、こういう懐かしい風景は、けやき公園までくると一変する。このけやき公園の先で中央線の高架下をくぐる。その先はいよいよ、桃園川緑道だ。
次ページから桃園川緑道を歩きます。