散歩/昭和を振り返る散歩ルート

荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺、中野の桃園川跡を歩いてみた(2ページ目)

荻窪から阿佐ヶ谷、高円寺、中野へ暗渠となった桃園川跡の緑道を歩く。途中、どう歩いていいかわからなくなる迷路のような道が続くことも。子供の頃、知らない路地に入り込んでしまったような錯覚で、どこか昭和な気分に。中央線で人気のエリアのディープゾーンを散歩してみよう。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

荻窪~阿佐ヶ谷へと住宅街に残る大木を見ながら進む遊歩道

桃園川緑道が阿佐ヶ谷から整備されているが、荻窪から阿佐ヶ谷に至る遊歩道が好きだ。整備されていない、そのままの姿を見ることができるのが楽しい。

かつて桃園川が流れていた

住宅街の中を進んでいく遊歩道


ただ、整備されていないぶん、道を探すのは大変だけれど、それもまた楽しく思える。遊歩道沿いは、なかなかおもしろい光景が広がっている。

なんともワイルドな光景だ

住宅から樹が生えている


ここが川だと思うと、かつての景色が想像できて楽しい。川べりにこの樹は立っていたのだろう。と、遊歩道上に落ち葉に埋まった地図があった。落ち葉をどけてみよう。

青い線が桃園川跡だろうか

地面にあった地図。赤い点が今いる場所


地図によれば、今いる場所は天沼一丁目。ここから阿佐ヶ谷北一丁目を越えて中杉通りを越えるようだ。先に進むと、なんとも変わった光景だ。

昔は遠くからも見える目印だったのかも

銀杏の大木が住宅街に屹立している


樹齢はどのくらいだろう。かつてこのあたりが田園地帯だったときは、ランドマークにもなっていただろう、大きなイチョウの樹がある。僕が住んでいた80年代もここに立っていた。下の部分は近づいてみるとこんなかんじだ。

いったいいつからここに立っているのだろう

生命力を感じるイチョウの樹


面白い景色が次々と続く。さらに、中杉通りを越えて、さらなる不思議ワールドに進んでいく。

次ページではさらにディープなゾーンへ。

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