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琉球張り子

先日のショップ巡りで出会った「琉球張り子」。もともとは沖縄の伝統的な玩具ということですが、コーナーを飾るアイテムとしても、かなりイイ雰囲気なのです

くろだ あきこ

執筆者:くろだ あきこ

インテリアショップガイド

旅のスタイルは人それぞれ。観光重視、お食事重視、お部屋でのんびり、あるいはお買い物天国というパターンもありますよね。天国というほどのお大尽ぶりは無理としても、その土地らしい何かを見つけにショップを巡るのは楽しいものです。お値段が手ごろなら、もっと幸せ。ガイドが最近旅で手に入れたお気に入りは、琉球張り子。上質な沖縄の作家ものを扱う、宮古島のお店で見つけました。

シーサーの張り子。左のシーサーは目がハート型になっているようにも見え、微笑ましい

沖縄の魔除け、シーサーの張り子。手乗りサイズながらも存在感は抜群。単品でも買えましたが、阿吽像一対で購入しました。左のシーサーは目がハート型のようにも見え、微笑ましい。手作りならではの味わいがあります


琉球張り子は、かつて沖縄で頻繁に作られていた玩具です。現在は数少ない職人さん・作家さんがその伝統をうけついで作っていらっしゃるそうで、これは那覇在住の琉球張り子作家、豊永盛人さんの作品です。手乗りサイズながらもコーナーを飾るのに十分な存在感と愛くるしさ。モダンなインテリアにも合うアートな雰囲気と、適度なゆるさ。一目見て気に入ってしまいました。

特にお気に入りなのが「おにぎりスズメ」という作品で、底におもりが入っていて起き上がり小坊師っぽいのですが、底が平らなので安定感抜群。ユラユラしてもしなくても可愛いのです。お店では、同じく豊永さんの手がけられた「あいうえおカルタ」にも遭遇、シュールな絵本のような楽しさがあり、こちらも思わず購入。額に入れて飾っても良さそうです。

琉球張り子は、沖縄のユッカヌヒー(旧暦5月4日)のお祭りの玩具市で売られていたもの。今は玩具市はなく、豊永さんはじめ、何人かが琉球張り子の作家さんがいらっしゃるそうです

琉球張り子は、沖縄のユッカヌヒー(旧暦5月4日)のお祭りの玩具市で売られるものだったそうです。手前は豊永さんオリジナルの「おにぎりスズメ」、真ん中のは沖縄の神様、ミルク神。ミルク神は起き上がり小坊師になっています。いずれも630円。カルタは1575円


旅先で素敵なものに出会ったとき、気になるのは「お持ち帰り」のこと。この琉球張り子は、まずプチプライスなので複数買えるという楽しみがあります。また、持ち運びという点では、紙製なので水濡れ・衝撃には要注意なのですが、軽くてサイズも小さめなのでバッグの隙間に納まります。思い出とともに、家までそっと持ち帰れるのが嬉しいのです。

【購入したお店】
琉球COLLECTION 叶(かな)
住所:〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里 985-6
地図:Yahoo!地図
営業時間:10:00 ~ 20:00(月曜定休)
電話:0980-75-3818

琉球張り子・後日談

沖縄から戻った後、ジェイピリオドから夏の企画「沖縄のくらし」のお知らせを受け取りました。なんと、琉球張り子が店頭に並ぶというではありませんか。ジェイピリオド各店では、琉球張り子だけではなく、沖縄のおおらかな暮らしを演出する素敵アイテムが勢ぞろい。これについては近日中に改めて紹介いたしますので、お楽しみに!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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