藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

【夫婦に聞く】相手への「疑問」は想像せずに直接聞く(2ページ目)

夫婦やカップルが仲良しの秘訣、「相談」「不満」から導くアドバイスもありますが、うまくいっている人に話を聞きたいと著者は考えました。そこで結婚して10年以上になる「仲良し夫婦」に馴れ初めや夫婦円満のコツを伺っていきたいと思います。2回目は、ご主人のお話です。

執筆者:藤嶋 ひじり

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喧嘩中に「別れる」はNG。思い切って喧嘩できない

二人で買い物

いっしょに買い物をしたり、娘の修学旅行には映画を見たり。二人の時間も大切

藤嶋:その違いのために揉めたことはありますか?

森田:それは、めちゃくちゃありましたよ。お互いに仮面をかぶって結婚したんです。それが、結婚してからじわじわ出てくるわけです。

つきあって3年で結婚。結婚して5年目に娘ができたのですが、その5年間は、めちゃくちゃギクシャクしました。結婚一年目に「もう別れよう」と僕が言った事件がありました。そのときに「喧嘩しているときに、最終通告するのは卑怯だ」と言われました。

「自分は嫁に出たから帰るところがない。それも踏まえたうえで、私に「別れる」というということは、離婚することが前提ということ。喧嘩のときに『別れよう』と最終通告はしてくれるな。思い切って喧嘩ができない。言いたいことが言えない」と妻に言われたんです。

それから、ちゃんと伝え合うようになりました。言いたいことを全部言い切ったら、もう言いたいことそのものがなくなります。最初の5年に「違い」を確認したので、そこからはスムーズです。

妻は、外食したら店の箸が割り箸じゃなきゃ使えない、トイレも別がいい。同じベッドで寝るのは難しいなど、潔癖性的な部分があります。そこは僕は尊重しています。性分とか、性格とかには口を挟まないほうがいいと思って。慣れてくるものですしね。

結婚って、二人の間に起こったトラブルを全部解決できているから続いているんだと思うし、お互いに変われるとわかっているから放っておける。解決できていない人が離婚するのかもしれません。僕も、子どもが巣立った後に三行半突きつけられるかもしれませんけどね(笑)。

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