次の第三波に乗るのは、果たして誰なのか?
冒頭にも触れましたように、日本株市場は一服感があるものの中長期的には上昇局面になりつつあると考えられます。その前提において、これから株価がBPSを超える「第三波」が来る可能性は十分にあると言えるでしょう。ここでは、来たるべきこの波に乗り得る2つの銘柄をご紹介します。1. トクヤマ(4043)は、半導体用多結晶シリコンで有名ですが、このシリコンは太陽光発電素材としても有望です。売上規模は2700億円、営業利益150億円。自己資本比率が51.8%、有利子負債981億円に対し現預金553億円と、財務内容も堅実です。第三波に乗ることができれば、株価は直近の500円から、BPS水準である700円近辺まで上昇することも十分あり得るでしょう。
2. 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)は、第一波でBPSを上回りかけたのですが、その後腰折れして再びBPSを下回る株価に低迷しています。直近はゴールドマンサックスへの当局の圧力、ギリシャ財政問題など、銀行にとって逆風の話題に事欠きません。ただ、BPSとの比較感からいえば、今の株価水準が600円を超える事は十分にあり得ると考えられます。大局的なマイナスの話題で株価が下落する場面は、押し目のチャンスかもしれません。
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