高値圏のここから来年に向けて何を買うか!?
今回は高ファンダメンタルのベスト25銘柄を選出しました。銘柄選定の際に役に立てていただければと思います!
高値圏のここから来年に向けて何を買うかですが、相場が好調を維持するのであれば、如何に業績が良くて株価も堅調に上昇している、好調な銘柄を把握するかが重要になってきます。良いファンダメンタルズ(業績や財務内容と株価)を持つ銘柄は、全体の上がる日にしっかりと相場に乗りやすいからです。
では、どのように個別銘柄の選別を行えばよいのでしょうか? 何千とある個別企業を一つ一つチェックしていく方法もありますが、それでは途方もない時間がかかってしまい、効率的ではありません。まずはROEや業績成長見通し、株価の推移が好調な銘柄を基準として、1)株価、2)利益性、3)成長性の3拍子が揃い、それらの総合点の高いものを25~50銘柄程度に絞り込み、その中から個別の動きや材料に合わせて最終的に選択していくのが効率的と思います。
これが日本株ベストバイ25銘柄!
好ファンダメンタルズ銘柄が、その好調なトレンドを持続するという特性は、どこの市場でも、また百年前に遡ってもあらゆる時代でも見られます。大きく騰がる銘柄というのは時に上昇トレンド期間が非常に長くなります。すでに業績が良くて株価も相当上がってきたものが、1年後、2年後も順調に増収増益になると予想され、実際それ以上に進んで行くとさらに注目も集まり、一段と株価の上昇が加速するというイメージです。今回は実際に高ファンダメンタル25銘柄を選定したわけですが、選定基準をもう少し具体的に見てみましょう。
1、売上と利益の成長性(市場コンセンサス予想を利用)
成長性はファンダメンタルズの重要な一面であり、多くの場合調整済の一株利益を用います。これは事業の統廃合などの影響を避けた継続事業部門の利益であり、なるべく特殊な一時的利益などを排除します。決算期が異なる銘柄もあるので、前々期、前期、そして今期予想利益の推移を見比べ、それらが順に右肩上がりに増えて行くのが理想です。
また利益だけでなく売上の成長性も重要です。さらにアナリスト予想平均を使用するからには、どれ位数多くのアナリストが業績予想を出しているかも審査に入れています。アナリストのカバー人数が多いということは、平均予想値の精度が増すだけでなく、そういった銘柄は大抵の場合ビッグファンド(投資信託等)の需要があるので、大きな買い手が背後にあることになり、重要な要素と言えます。証券会社や投資銀行は、通常顧客(年金や投信)や自ら自身が買いたがっているものを自社のセルサイド、バイサイドのアナリストに調べさせるものです。従ってアナリスト数の多い銘柄はスポンサー付きの株と言えます。
2、収益性
もう一つの重要な財務指標は収益性であり、ここではROEを利用しています。ROEはBS(貸借対照表)とPL(損益計算書)を串刺しにして収益性を図る指標であり、その会社が資本に対してどのくらいの利益を稼いでいるかという、株式投資においてもっとも重要な指標の1つだと思います。実際のところ、ROEを銘柄選定の指標に組み入れた新たな株価指数「JPX日経 インデックス400」が出てくるなど、日本でも認知度が急速に高まっています。
ちなみに海外では、アップルや百度、テンセントといった長期で爆発的な上昇を遂げた銘柄は例外なくROEが傑出して高水準でした。上昇銘柄の必要条件と言えるでしょう。
3、株価
株価も重要な要素です。ファンダメンタルズが悪くて株だけ騰がっているものは問題ですが、ファンダメンタルズが良いはずなのに株が下がっているものには、見えないリスクが隠れている場合もあります。上昇率(%)は相場の時期によって様々であり、何%上がれば良いというものはありません。ただ相場上昇時に、相対的に全体の上位に入ってくることが必要です。このような銘柄が実際に株価を牽引しているマーケットリーダーであり、株価とチャートはファンダメンタルズと同じ位重要です。テクニカルかファンダメンタルズか、どちらか一つで行くのはナンセンスです。
以上を考慮した銘柄が下記の銘柄リストです。過去の経験上ではベスト25銘柄の単純平均よりも時価総額規模をある程度考慮した方が場合良い結果が出ています。その点を考慮したのが参考構成比率であり、仮にこの25銘柄でファンドを組む場合の参考ウェートとなりますので、併せて参考としていただければと思います。
参考:日本株通信
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