株・株式投資

ダヴィンチ上場廃止!不動産株は今後どうなっていく?(2ページ目)

数年前は、ヘラクレス市場の顔ともてはやされたダヴィンチ・ホールディングスが6月1日、上場廃止になることが決まりました。多くの不動産株がこれまでにも上場廃止となりましたが、不動産株の今後はどうなるのでしょうか?不動産株の回復時期や勝ち残る銘柄について考えてみましょう!

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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多くの不動産株が力尽き、追い込まれた

不動産株は、体力、信用力のある会社が生き残れる可能性が高い!

不動産株は、体力、信用力のある会社が生き残れる可能性が高い!

日本経済が回復基調にあった頃、好景気により不動産市況は活況を極めていました。不動産価格は値上がりし、不動産を買いたいと思えばお金を借りられる、まさにウハウハの状況だったと言えます。

しかし、世界的な金融不安によって状況は一変。不動産を買いたくてもお金を借りられない、そして買い手がいないから売れず、投げ売りをする。ダヴィンチのみならず多くの不動産会社が、流動性の低下により苦境に追い込まれていきました。

これまでも多くの不動産会社が上場廃止を余儀なくされたわけですが、その多くが資金繰りの行き詰まりが原因と言えます。「いつになったらこの状況が終わるのか?」と考える人も多いことでしょう。

不動産株は今後二極化の状況か!?

そもそも不動産市況は、目に見てわかるほど回復するまでには相当の時間を必要とします。現在の市況の状況を考えると、回復するまでにはしばらくの時間が必要かもしれません。

回復の兆しが見えない中、すでにいくつかの不動産株は上場廃止となりました。しかし、株式市場は実体経済を少し先取りして動き始めるのが一般的です。このような時にこそ、不動産株に立ち直りの兆しが出ても不思議ではないと言えるのです。

ただし、株式市場が回復したからと言って、すべての不動産株が立ち直るわけではないでしょう。今後は、株価が持ち直す銘柄とそうでない銘柄に二極化されていく可能性が高いと言えます。

生き残りの鍵を握るのは、資金繰りを左右する会社の体力の差、そして信用力の差になるでしょう。これらが確保できる企業だけが生き残れる、そういう時代の流れにならざるを得ないのではないでしょうか。

ちなみに、不動産株のみならず、不動産REITについても注目しておいて損はないでしょう。
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