藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

恋人との問題、「見て見ぬふり」して大丈夫?(3ページ目)

二人が寄り添っていくうえで、違和感を感じたこと、問題になっていることについて、ひとりで判断してしまっていませんか? 二人の問題は、二人で話し合っていくことが、大切です。でも、話し合うことって難しいですよね。私たちは、なぜ、話し合うことを避けてしまうのでしょうか。

執筆者:藤嶋 ひじり

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自分の原因を探り、彼に伝えてみることから始める

おでこを寄せるカップル

外側だけごまかして繋がるのではなく、正面から向かい合うことはできますか?

それぞれの理由を探すのは、難しいことかもしれません。時間がかかることもあるでしょう。トラブルの度に、すべてをクリアにしようと思わないことが重要です。でも、ずっと彼といっしょにいたければ、すべてをうやむやにするのは避けなければなりません。

まず、自分の原因を探って、相手に伝える練習から始めてみましょう。

前出の問題なら、「小さいころいつも両親が喧嘩していて、お父さんが大きな声を出すのが怖かったの。その挙げ句、二人は離婚したの。だから、大きな声を聴くと不安になるの。あなたとも終わってしまうんじゃないかって」と、素直にストレートに伝えてみるのです。

彼も彼女に対して「それは悪いことをしたな」と思えるでしょう。彼のほうも悪気はなく、前出のような根深い原因があるのかもしれませんし、ただ、ストレス発散できていないだけかもしれません。いずれにしろ、お互いが、自分の問題に向き合い、本当の気持ちを持ち寄ると、解決には早く辿り着きやすいものです。

これを独断で「彼とは、やっていけない」と何も告げずに別れたり、「彼のクセなら仕方ない」「私が我慢すればいいんだわ」と黙ってやり過ごしても、ほころびは大きくなってしまいます。どちらかが心身を壊す可能性もあります。

自分の気持ちを客観視すること、彼にそれをちゃんと投げかけてみること。

少し難しく感じるかもしれませんが、「原因」を探って「解決」するという、とてもシンプルなものです。大切な彼と長く関係を育んでいくためには、ぜひ、試してみてくださいね。ただし、自分の心と向き合うにはタイミングがあります。不安を感じるならタイミングをあらためるなど、柔軟に考えていきましょう。
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