地下鉄の「表参道」駅から出発!
一人旅というとおおげさなものをイメージしがちですが、例えば、知らない街を歩いて、新しい発見や出会いがあるならば、それは「一人旅」と呼んでもいいかもしれません。そこで今回は、都内でおすすめの散歩コースをご案内いたします。スタートは地下鉄の「表参道」駅。表参道・南青山といえば、ファッションやグルメなど、トレンドの最先端を行くエリアです。
駅周辺には、『表参道ヒルズ』をはじめ、日本のジャズシーンを牽引するジャズ・クラブ『BLUE NOTE TOKYO』、古美術専門の『根津美術館』などもありますが、今回はあえて有名スポットには立ち寄らず、街歩きを楽しみたいと思います。
地下鉄の「表参道」駅をおりたら、青山通りを青山学院大学のほうへ向かって歩きます。大学の敷地に沿って『アイビー通り』という、一方通行の狭い道に入っていきましょう。
東京で二番目に美味しい珈琲が飲める店 蔦珈琲店
アイビー通り
目立つ看板も出ていないので、気づかずに通り過ぎてしまいそうですが、こちらが、『蔦(つた)珈琲店』。「東京で二番目に美味しい珈琲が飲める店」と、インターネットでも話題になっている喫茶店です。
蔦珈琲店 店内
『蔦珈琲店』は、気さくで話題が豊富な名物マスターの小山さんが、1988年に開店。
はじめは、コーヒーだけを出していましたが、当時、このあたりはオフィス街の割に飲食店が少なく、”昼食難民”があふれていたのだそうです。
そこで、ハヤシライスやカレーライスをメニューに加えたところ好評で、今ではカレーやクロックムッシュなどの軽食は、『蔦珈琲店』に欠かせないメニューになっています。
野菜も盛りだくさんのクロックムッシュのセット
私(ガイド)も以前、お店の近所に住んでいたことがあり、このお店のカレーが大好きで、よく食べにきました。お米や、サラダの野菜なども、上質で美味しいものが使われていて、しかもボリュームもたっぷり。
コーヒーの美味しさに定評がある『蔦珈琲店』ですが、マスターの小山さんは、
「うちは、コーヒー専門店ではなく、あくまでも喫茶店。美味しいコーヒーをお出しすることも、もちろん大切ですが、来ていただいたお客さんに、リラックスして楽しんでいただくことが、私の仕事だと思っています。」
と話されます。
ちなみに、「東京で一番目に美味しい珈琲」を出すお店はどこなのでしょう? ぜひ、『蔦珈琲店』を訪れて、マスターに聞いてみてください。
気持ちの良い庭に面したテーブル席
店内は、カウンター席のほか、庭に面したテーブルが2つあります。
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■蔦珈琲店
住所:港区南青山5-11-20
TEL:03-3498-6888
営業時間:火曜日~金曜日 10:00~22:00
土・日・祝祭日 12:00~20:00
定休日:月曜日
アクセス:東京メトロ「表参道」駅 B1出口 徒歩5分
地図 → http://tsuta-coffee.digiweb.jp/sample5.html
ホームページ → http://tsuta-coffee.digiweb.jp/index.html