「解決モード」になってはいけない

妻の話を聞くときは解決モードをOFFにして!

妻の話を聞くときは解決モードをOFFにして!

例えば、妻が職場であった嫌なことや、人間関係のトラブルに関する弱音を吐いたとします。そんなとき、夫の役割は「話を聴くこと」。これはみなさん知ってますよね。弱音や愚痴を聞き、共感し、がんばりをねぎらいます。そこまではいいんです。しかし、そこから後が余計なんです。

「だったらさ、○○○してみればいいんじゃない」
「オレだったら、○○○だと思うけどな」
なんて、的確なアドバイスや改善点の指摘をしてしまうんです。妻が求めているのは、ただ話を聴いてくれることなんです。相談したいわけじゃないんです。アドバイスなんて求めていないんです。

男性はストレスを感じると、自分の殻に閉じこもる傾向があるといわれています。一方、女性はストレスを感じると、他人に頼ろうとする傾向が強いといわれています。女性は、自分の好きなように好きなことを手当たり次第に語ることで、心にたまった異物を吐き出そうとするのです。でも男性にはそれがなかなか理解できません。男性は得てして、弱音や愚痴を聞くとすぐに解決してあげたくなってしまいます。仕事で後輩から相談されたときと同じような「解決モード」になってしまうんです。

妻からしてみれば、話の途中でごもっともな解決策を提示されてしまうと、それ以上、心にたまった異物を吐き出すことができなくなります。だから「あなたは私の話をちゃんと聞いてくれない」と思ってしまうのです。そして、心に残ってしまった異物がやり場をなくし、夫への八つ当たりという形で吐き出されます。夫としては「なんで?????」となります。そこから夫婦の会話が減っていってしまうというケースも少なくないはずです。

ですから、妻が弱音や愚痴を言い始めたら、夫としては、「解決モード」をOFFにして、話を聴くように気をつけましょう。さらに下記3点に気をつけると、「上手な聴き役」になることができます。

1.相づちを打つ
「うん、うん」「なるほど」などと無難なことをいいながら頷いてあげると、それだけで妻は話を聴いてもらえている気になります。
2.イタネギを盛り込む
いたわりとねぎらいのことです。「それは大変だったね」「よくやっていると思うよ」と、共感します。すると妻は、「この人は私の気持ちを分かってくれている」と感じます。
3.オウム返しする
妻が言った言葉をそのままリピートします。例えば妻が「○○だと思うのよね」と言ったなら、そのまま「○○だと思うんだね」と言います。腹の底から同意したりする必要はありません。ただ、言われたことをそのまま繰り返すだけでいいのです。それだけで、妻は、「この人は私の言葉をちゃんと最後まで聴いてくれている」と感じるようになります。

途中、「それってキミも悪いんじゃないの?」ということもあるかもしれませんが、グッと我慢です。評価や批判は禁物です。

そうやって、一通りの話をし終わると、妻は心の異物をすべて吐き出して、勝手に冷静な状態に戻ります。人間、冷静になると視野が広がります。視野が広がると、解決策が見つかりやすくなります。そうして妻は、自分自身で解決策を見出して、「あなたに話しをしても何も解決しないわ!」なんていって、ご機嫌でお風呂に入ってくれます。それでいいんです(笑)。それがさりげなく妻を支える本当のヒーローのシゴトです。

ただし、夫も仕事で疲れて、心に余裕がなくなると、なかなかうまくはいきません。ある調査によると、男性が、妻の愚痴に付き合える時間のリミットは平均15分程度であるとのことでした。なるべく心に余裕を残した状態で帰宅したいから、世の男性たちは、自分の心の異物をお酒で洗い流してから、家路につくのですよね(笑)。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。