12歳以下の事故情報7,997件のうち、事故発生場所が「住宅内」のものは5,390件と約7割を占めている
:出典元/独立行政法人国民生活センター
とはいえ、軽い事故は少なからず起こるものですし、完璧に安全な環境を仮に作れたとしても子どもの成長にいい影響を与えるとも言い切れません。幼児は社会に出て行く練習を家庭でしているのですから、少し痛い思いをしつつも学び、家族の愛情を注いでもらう体験が人間の基礎を作ります。また、既に兄弟のいらっしゃるご家庭の場合は、下の子の誕生を機に、上のお子さんの〈居場所を作ってあげる〉ことも同じくらい重要な要素になります。
ということで、今回は「上の子の居場所づくり」と「下の子の安全確保」を軸に、おすすめアイテムをご紹介します。
具体的なアイテム紹介の前に、「どのようなポイントに気をつけると家族の笑顔が増えるか?」という視点についてお話しします。
ファミリーリビングの提案
前回の「大人になっても愛着の持てるキッズインテリア5選」にも共通する目線で、今回は〈ファミリーリビング 〉と題し、みんなが集まりたくなるような空間作りを提案します。目指すは、違う事をしているけど同じ空間にいる、現代の団らん風景。そのポイントは以下の4つです。- 子どもの成長段階別に起こりがちな事故を把握する
- 我が子の成長段階を観察する目をもつ
- 成長段階に合わせてフレキシブルに購入・レンタル・リユースする
- シックなインテリアを諦めない
次のページからは一つの空間においても調和のとれる、具体的なアイテム紹介をしていきます。