飛鳥の里 レンタサイクルでまわる「一日プラン」
古代から続く神社やお寺、不思議な石造物などが点在する、古代史ロマンの里・飛鳥(あすか)。2014年は、『都塚(みやこづか)古墳』が、我が国で他に例を見ない”ピラミッド型”の古墳であることが発見され、話題になりました。今回の記事では、奈良市内と並び、奈良観光の人気エリアとなっている「飛鳥の里」の、主な見所をレンタサイクルでまわる「一日プラン」をご紹介します。
ちなみに、村の名前は「明日香村」。その他は、「飛鳥寺」「飛鳥駅」のように「飛鳥」の字が使われていますが、同じ場所ですのでご注意を!
■飛鳥イラストマップ → http://www.k-asuka.com/modelcourse/asukaekimae.html
レンタサイクルを借りましょう!
明日香村は、けっこう広く、見所が点在しています。歩きだと主な観光スポットだけでも、一日でまわるのは難しいでしょう。そこで力を発揮するのが、レンタサイクル。
レンタサイクルのお店はいくつかありますが、近鉄の飛鳥駅をおりて右手にある『明日香レンタサイクル』は営業所が多いのでおすすめ。午後5時までなら、各営業所で乗り捨てもできます(乗り捨て料:1台につき200円)。
飛鳥は坂道が多いので、電動アシストの自転車を借りると楽チンです。
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■明日香レンタサイクル 飛鳥駅前営業所
住所:明日香村越13-1 (飛鳥駅前ロータリー右手)
TEL:0744-54-4327
営業時間:9:00~17:00
駐車場:20台
ホームページ → http://www.k-asuka.com/index.html
10:00 スタート! まずは高松塚古墳へ
それでは出発! 自転車を借りたら、まずは、高松塚古墳へ向かいましょう。飛鳥駅から国営飛鳥歴史公園内にある高松塚古墳までは、自転車で10分ほど。レンタサイクルのお店でいただける地図や、道路の標識・道しるべを見ながら走れば、まず迷うことはありません。
高松塚古墳
昭和47年に極彩色の壁画が発見され、古代史ブーム、飛鳥ブームの火付け役となった『高松塚古墳』は、直径23m、高さ5mほどの小さな円墳です。
この古墳の内部に描かれた、鮮やかな黄色や朱色の衣服に身を包んだ人物の絵は、歴史の教科書などで一度は目にしたことがあることでしょう。
壁画は国宝に指定され、保存上、いっさい公開されませんが、古墳に隣接する『高松塚壁画館』では、凝灰岩にしっくいを塗って忠実に再現した「壁画の模写」や、石室の大きさや形を体感できる原寸の「石室レプリカ」などを展示しています。
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■高松塚壁画館
住所:明日香村平田439
TEL:0744-54-3340
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:12月29日~1月3日
観覧料:250円
ホームページ → http://www.asukabito.or.jp/html/takamatsuduka.html