欧州の老舗メーカーMiele、初のロボットクリーナー
Miele「Scout RX1」
ジャイロセンサーと上向きのカメラで部屋の形状を把握
ロボット掃除機を正確に動かすのは「スマートナビゲーション」です。部屋のどの位置にいるか・どの位置にいたかを検出して掃除が必要なエリアを把握したり、進行方向や方向転換の指示を担う「ジャイロセンサー」と、本体天面に付いた上向きのカメラで部屋の形状を認識し、ルート通りに掃除が実施されているかを確認して精度を上げる「デジタルシーリングカメラ」により、効率的なお掃除ルートで行動します。基本的な動き方は、直進しながら折り返す直線ジグザク走行タイプ。掃除中の動き方を見ていると、かなり几帳面な動き方で、いわゆる雑巾がけのように、部屋の隅からしっかりキチキチと掃除していきます。
ランダムに動くタイプと比べると動きに無駄がないため、掃除時間が短いのが長所です。先に説明した「スマートナビゲーション」は、直線的に動きながら、通過したルート(1)と、現在居る位置(2)から、通過していないスペース(3)を割り出して掃除のし残しを無くしているという訳です。
トリプルクリーニングシステムでパワフルな吸引力を実現
「トリプルクリーニングシステム」とは、サイドブラシでホコリをかき集め、本体中央の回転ブラシ部分でホコリをかき込み、DCモーターでしっかり吸い込む、3段階システム。基本的には、他社のロボット掃除機の仕組みと大きく変わりません。PRポイントは吸引パワーとのこと。発表会では、大きな錠剤をがんがん吸い込むデモンストレーションを見せてくれました。確かに大きめのゴミもしっかり吸い込む力があるようです。お掃除モードは、おまかせの【Auto】の他、1.8m四方だけを重点的に掃除する【Spot】、通常の半分の時間で掃除する【Turbo】、部屋の隅や壁際をもう一度掃除する【Corner】の4パターン。また、入って欲しくないエリアは、同梱の磁気テープで区切ることが可能です。これらを状況に応じて使い分けると、より効率よく掃除ができるでしょう。
それではいよいよ、ガイド宅にて試用した様子をご紹介します>>