時間をかけた加熱に向く【モード3】
このモードはゆっくりと火を通す煮込みや、じっくり加熱するレシピで使います。調理中の温度は180℃、回転パドルは調理開始と同時に1分間に約2回転の割合で断続的に回転します。■キーマカレー・加熱時間30分
今回はキーマカレーをチョイス。こちらも、材料を細かく刻んで調味料と一緒に入れるだけ。レシピの材料には含まれていませんが、冷蔵庫にズッキーニがあったので一緒に投入。ガス調理と同様の感覚で、適当に材料を選んで入れても、火の通り具合をみつつ、加熱時間の延長をすれば大丈夫。分量も材料もアバウトでイイのはとても使いやすいと感じました。
この他にも「ビーフストロガノフ」のような煮込み料理の定番や、「スペアリブ」手羽先の「スパイシーチキン」などの肉料理もこのモードで作れます。また、モード3と2を組み合わせて作るタイプも。じっくり時間をかける料理だからこそ、自動で加熱してくれるのはありがたいですね。
お手入れは、普通にフライパンを洗う手間とほぼ一緒
調理家電で気になるのが片付けの手間。まず、フライパンはセラミックコーティングなので、汚れはこびりつかずスルッと汚れがおちました。本体からも簡単に取り外せるので、普通のフライパンと同じ感覚で洗うことができます。しかし、回転パドルの汚れはいまひとつ落ちにくいのが難点。特に、卵など熱により固まる食材はこびりついてしまうため、しばらく洗い桶などに浸けておく必要がありました。このパドルは、ぜひ改良して欲しいと思います。この他に、フード・具材返しを取り外して洗います。また、熱風が吹き出す部分にはフィルターがあり、その周りもパン粉などが溜まりますので、使うたびに手入れが必要です。ある程度の手間はかかりますが、普通に鍋やフライ返しなどの調理器具を片付けるのと大差はないと感じます。(※フライパンなど取り外し可能なパーツは食洗機に入れられます)
従来の調理に近い感覚で使えるのが、ストレスなく使える鍵
様々な家電が届くガイド宅ですが、このアクティフライは男性陣にもウケが良く、自主的に料理を作っていたほどでした。その理由を聞いてみると、材料を入れてスイッチを押すだけの簡単操作が良かったとのこと。また、レシピの親しみやすさも良かったようです。また (自分で言うのも何ですが) 主婦歴25年に迫る料理のベテランであるガイドにとっても、すんなり導入することができた家電でした。というのも、新しい調理家電というのは、テンポが狂うため返って時間を取られてしまうことも多々あります。しかし、このアクティフライは、熱源が電気に変わっただけで、フライパンに材料を入れて加熱するという行為は一緒。普段フライパンで調理していることを少し自動化しているだけだからこそ、ストレスなく導入できたのだと思います。
さらに、加熱のパターンが単純なのも功を奏しています。各モードの特徴を覚えてしまえば、味付けや材料は自分好みでも大丈夫。またふたが透明なので、調理の行程が確認できるのも安心。様子を見ながら加熱時間の変更もできるので、本当に従来のフライパンに近い感覚で使えました。もちろん、側についていなくても混ぜてくれる機能は、とても大きなメリットです。炒め物など、側に居なくてはできない調理が自動化できるのは非常に助かりますし、手が空いた時間でもう一品作れるため、短時間で複数のおかずができるようになりました。
以上のようにベテランからビギナーまで、誰が使っても分かりやすい家電こそ、優秀な家電と言えるのではないでしょうか?今後の定番キッチン家電になるかもしれませんね。