顔からその人の「金運」がわかるのはナゼ?
「“顔”を見ればその人のことは、大抵わかります」と話すのは、顔相研究家の池袋絵意知(いけぶくろ えいち)さん。顔相の専門家である池袋さんに、“お金持ちになれる顔を作る方法”をアドバイスしていただきましょう。イイ顔でいることで金運も身につきます!
――なぜ“顔からその人を判断する”ことが可能なのでしょう?
池袋絵意知さん 「男の顔は履歴書」という言葉があるように、“顔”には、その人の生き方や人生観が表れ出ているものです。リンカーンが「男は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければいけない」と言った話は有名ですね。
赤ん坊の顔にはシワがなく、比較的左右対称です。けれども、大人になるとシワが刻まれ、左右にも微妙に違いが生まれるなど、個性が顔に出てくる。顔は、持ち主の内面や性格など、いろんな情報を発信していますから、注意深く見ていれば、ある程度、その人のことを顔から見抜くことは可能です。
――例えば、どんなところに注目すればいいのですか?
池袋さん 顔付きにはその人の心が表れますから、私たちの第一印象や直感は大抵あっていると思っていいのです。なんとなく「冷たい目をしているな」とか「下品な口だな」と感じたら、距離をおいたほうがいい。信頼できる顔は、若い相手であれば、「その人なりの個性が滲み出ている顔」、それなりに年齢がいっているなら、「良い人格がにじみ出た顔」です。もちろん顔相から性格が100%わかるわけではありませんから、決めつけて勝手にコミュニケーションをすると、返って人間関係を悪くする場合もありますので、注意は必要です。
感覚をみがくには、人の顔に興味を持つことですね。できるだけたくさんの顔を見ること。人と接するときには、相手の”顔つき”を観察する習慣をつけるといいでしょうね。
逆にいえば、「たいてい第一印象が外れる人」は、他人に関心をもっていないといっていい。顔から発信される情報を読み取ることができれば、様々な場面で役に立つはずです。
――そもそも池袋さんは、リクルートの営業マン時代に、顔相に興味を持ち、仕事に活かしていたと伺いました。
池袋さん 当時は飛び込み営業も多く、様々な人の顔や表情を見ているうちに、顔の特徴や雰囲気で、なんとなく性格の傾向があることに気づいたんですね。「こういう顔をしている人は、何度も足しげく通って仲良くなれば落とせるな」とか「この顔は、無駄な訪問を嫌うタイプだから、短期間で納得させるような資料やセールストークを準備しよう」などと、自分なりに分析してタイプ別に分けて、実践的な顔の見方と攻略法を作り上げていました。
そうしているうちに、本格的に“観相学”を学んでみたいと思い、会社を辞めて顔の研究を始めたんです。それまでの観相学も参考にしながら人類学的にみた顔の変化や、心理学的な影響なども研究し、自分なりの観相学を作って“Face Reading”と名付けました。
相手の顔が見えないコミュニケーション手段が広がる時代だからこそ、顔から得られる情報というものを大事にして、コミュニケーション手段として使っていければと思っています。
★お金が貯まる人とそうでない人を見ていきます
教えてくれたのは……
池袋絵意知さん
http://www.ikebukuroh.com/
取材・文/西尾英子 イラスト/竹松勇二
【池袋さんの考える貧乏神が住みつく人の顔相を動画でチェック】