預金・貯金/高金利定期預金をピックアップ

秋のキャンペーン金利は?条件付きの定期預金が登場

銀行のキャンペーンと言えば夏・冬のキャンペーンが主流ですが、キャンペーンが通年と化す可能性が出てきました。一部の銀行では、秋のキャンペーンなどと銘打って取り扱いを行っているからです。ただ、夏・冬のキャンペーンと比較すると小粒であることは否めません。地方銀行のインターネット支店の状況を含め見て行くことにしましょう。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

  • Comment Page Icon

定期預金に入金のほかに条件あり

10月前後は夏・冬のキャンペーンの端境期なのですが、2014年は複数の銀行がキャンペーンを行っています。それも定期預金の金利を夏・冬のキャンペーン並みに設定しているのです。ただし、投資信託や外貨預金のセット商品ではないものの、預入には付帯条件があるのが特徴と言えそうです。

イオン銀行が行っているのは、「イオンカードセレクト会員限定、秋の特別金利定期預金キャンペーン」です。2014年10月3日~11月30日中の定期預金金利が、1年物=0.30%、2年・3年・5年=0.35%となかなかの好金利です。イオンセレクトカードは年会費無料、また同カード会員は普通預金金利が0.12%になることから、生活圏内にイオンがある人は作っておいて損はない気がします。預入は1万円からとなっています。

大和ネクスト銀行は、「秋の特別金利キャンペーン」を2014年10月1日~11月28日まで行っています。金利は6カ月物・1年物が0.40%となっていますが、2014年9月24日以降に新たに大和ネクスト銀行に口座を開設した人は先の金利(0.40%)が適用されるものの、既に口座を開設している人は0.32%の適用となります。

また、大和ツインアカウントの保有が条件となっており、大和ネクスト銀行のみの利用ではキャンペーンの対象外となってしまいます。さらに、最低預入が300万円以上とハードルが厳しいことから、背伸びをしてまで利用するキャンペーンとは言えそうにありません。

オリックス銀行は特別金利ではないのですが、オリックス・バッファローズご声援ありがとう「eダイレクト定期預金現金1500円プレゼントキャンペーン」を、2014年10月1日から12月31日まで行っています。キャンペーン期間中に、eダイレクト普通預金を新規開設し、eダイレクト定期預金を新規に作成した人全員に1500円がプレゼントされます。

預入が100万円以上であることから、100万円預入の場合、実質0.15%の金利が上乗せされることになります。オリックス銀行のeダイレクト定期預金の1年物の金利は0.23%なので、1500円(0.15%)の現金プレゼントで実質0.38%の金利になります。12月31日時点でeダイレクト定期預金の残高が100万円以上ある必要があります。

地方銀行のインターネット支店に勝るものはなし

秋のキャンペーンを見てきましたが、適用金利は最高で0.40%でした。夏のキャンペーンは預入期間1年未満であれば0.50%の銀行もありましたが、1年物を基準にすればやはり上限は0.40%のようです。ただし、秋のキャンペーンは先に述べたように利用に際しての条件が厳しいようです。

であるならば、通年好金利を提供している地方銀行のインターネット支店を利用するのが得策と言えるでしょう。1年物定期預金で0.40%の金利を提示しているのは、荘内銀行わたしの支店のわたしの支店専用定期、香川銀行のセルフうどん支店の超トッピング定期預金、愛媛銀行の四国八十八か所支店のだんだん定期預金、トマト銀行のももたろう支店のスペシャルきびだんご定期預金などです。

荘内銀行のわたしの支店専用定期預金以外は、全て預入は100万円までなので、100万円を超える場合は荘内銀行のわたしの支店専用定期が良いでしょう。市場の金利が低位安定していることから仕方のないことなのかもれませんが、今冬のキャンペーンもあまり期待できそうにありません。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます