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2014・15年冬のNTTドコモ新機種・サービスの特徴(4ページ目)

NTTドコモは9月30日に、2014年冬~2015年春の商戦に向けた新製品・サービスの発表会を実施しました。ウェアラブルやエージェントサービスの充実をはかるなど、スマートフォンの周辺事業に力を入れ、生活のサポートに注力するNTTドコモの新しい製品とサービスを確認してみましょう。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

ARROWS Tab F-03G
10.5インチの有機ELディスプレイを採用した大画面タブレットで、重量が433gと、同クラスの3G/LTE通信を搭載したタブレットとしては最軽量となるようです。iPad Air 2より軽量ながら、防水・防塵にはしっかり対応しているのに加え、富士通製端末ならではの指紋認証機能もしっかり用意されています。

日本語入力に「Super ATOK ULTIAS」を採用し、さらに富士通独自のヒューマンセントリックエンジンにより、自動的に見やすさを調整するなど使いやすさに配慮されているのも特徴となっています。11月中旬発売予定です。

NTTドコモ2014冬春

10.5インチの大画面有機ELディスプレイを搭載した「ARROWS Tab」

NTTドコモ2014冬春

背面から見たところ。10インチクラスながら433gの軽さを実現しているのもポイント


GALAXY Tab S 8.4 SC-03G

国内ではWi-Fi版が既に発売されている「GALAXY Tab S 8.4」のLTE対応版となります。8.4インチの有機ELディスプレイを搭載した見やすさと、性能の高さが大きな特徴となっています。

Wi-Fi版との大きな違いは、LTEによる通信への対応のほか、ワンセグ・フルセグに対応することと、専用のBluetoothキーボードが標準で付属することです。Bluetoothキーボードは本体に装着することで、持ち歩く時はカバーの役割も果たしてくれます。発売は12月中旬を予定しています。

NTTドコモ2014冬春

「GALAXY Tab S 8.4」はLTEによる通信に加え、ワンセグ・フルセグにも対応したことで有機ELディスプレイをより活かしやすくなった

NTTドコモ2014冬春

カバーにもなるBluetoothキーボードが標準で付属するのもポイント


P-01G

折り畳みタイプのフィーチャーフォンで、従来のパナソニック製端末のデザインを継承する一方、バッテリーを1000mAhに強化し、さらにおサイフケータイに対応させるなど、前機種(P-01F)と比べ機能を充実させたモデルとなっています。

撮影した写真をBluetoothでタブレットなどに転送できる機能を備えるなど、2台持ちでの利用を意識した機能も備えています。11月上旬発売予定です。

NTTドコモ2014冬春

「P-01G」は従来のデザインを踏襲しながらも、おサイフケータイの搭載やバッテリーの強化などを実現

NTTドコモ2014冬春

開いたところ。キーもより見やすいよう工夫がなされている


N-01G

よりタブレットとの連携を高めているフィーチャーフォンが「N-01G」です。Bluetooth Low Energyに対応し、タブレットに送られてきた通知をN-01G上で確認できる仕組みを備えているので、タブレットをしまった状態でも通知を見逃すことがありません。

形状的には従来のNEC端末のデザインを踏襲していますが、新たに歩数計が搭載されるなど、いくつかの機能追加がなされているようです。発売は11月中旬となります。

NTTドコモ2014冬春

「N-01G」は従来通り、NECらしいコンパクトなデザインを実現している

NTTドコモ2014冬春

開いたところ。Bluetooth Low Energyに対応し、タブレットの通知が受けられる仕組みを備える


キッズケータイ HW-01G

ほぼ2年ぶりにリニューアルされた、キッズケータイの新モデルです。新たに米国国防総省のMILスペックに準拠した耐衝撃性能を備えたことで、従来モデルから引き継いだ防水・防塵性能と合わせて、より壊れにくくなりました。

形状は従来モデルと大きく変わっていませんが、緊急時に鳴らすブザーのひもを引いて鳴らしやすくなったほか、夜道でも安心を与えるよう、側面のライトが点滅する機能も用意。バッテリーが減少するとSMSで通知したり、位置を自動的に通知したりする機能も備えています。11月上旬発売予定です。

NTTドコモ2014冬春

新しい「キッズケータイ」は、MILスペックの耐衝撃性能を備え壊れにくくなった

NTTドコモ2014冬春

側面にライトが搭載されるなど、暗い所でも安心な仕組みも用意


らくらくホン ベーシック4 F-01G

「らくらくホン ベーシック」としては3年ぶりの新モデルとなります。新たに防水・防塵性能に対応したのが大きな特徴で、水場でも安心して利用できるようになりました。

一方で形状やインターフェース、機能に関しては、従来と使い勝手が変わらないよう前機種を踏襲するなどの配慮がなされています。10月4日に発売済みです。

NTTドコモ2014冬春

こちらも久しぶりのリニューアルとなった「らくらくホン ベーシック4」。新たに防水・防塵性能を備えている

NTTドコモ2014冬春

開いたところ。操作性を変えないよう、機能やインターフェースなどはほぼ従来通りとのこと


Wi-Fi STATION HW-02G

LTE-Advancedに対応し、下り最大225Mbpsの通信速度を実現するWi-Fiルーターです。比較的コンパクトなサイズですが、長時間利用できるよう、2400mAhのバッテリーを備えています。

また、据え置きで利用できる専用の有線LAN対応クレイドルを用意しているのも特徴で、高速性を活かして自宅などでの固定通信の代替としても利用しやすくなっています。発売は2015年2月を予定しています。

NTTドコモ2014冬春

下り最大225Mbpsに対応した「Wi-Fi STATION HW-02G」。サイズは比較的コンパクト

NTTドコモ2014冬春

専用のクレイドルが用意されており、固定回線代わりとして使いやすくなっている


Wi-Fi STATION L-01G

LTE-Advancedによる下り最大225Mbps対応のWi-Fiルーターの1つですが、HW-02Gより大きな、4880mAhもの容量を誇るバッテリーを搭載しているのが大きな特徴となっています。その分サイズは通常のWi-Fiルーターより大きめですが、外出先での連続使用を重視する人には適しているでしょう。

また中国で高速通信が利用できるよう、TD-LTEにも対応しており、国際ローミングでも活躍しやすい端末といえそうです。発売は2015年3月を予定しています。

NTTドコモ2014冬春

同じく下り最大225Mbpsに対応した「Wi-Fi STATION L-01G」。上からの見た目は小型のスマートフォンといった感じ

NTTドコモ2014冬春

側面から見るとかなり分厚いのが分かる。その分バッテリー容量は非常に大きい


【関連リンク】
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