サンドイッチと呼ぶのはもったいない!美味しさの詰まったご馳走
お待たせしました!ご馳走サンド「ボカディージョ」の登場です。主役のパンは女性でも食べやすい小ぶりなサイズで、塩分少なめ配合なので食べごたえは軽やか。毎朝お店で焼いているからパリパリ!隠れたところで美味しさを2割増しにしてくれているのが、パンに塗られたフレッシュトマト。これはスペイン料理ではお馴染みの「パンコントマテ」がベース。ピッツァソースのような濃厚なトマトソースではなく、フレッシュトマトをすりおろした物。爽やかな香りとほのかな酸味、外側のパリパリ感と、内側の旨みが染み込んだしっとりした食感が絶妙なバランスなのです。
私のイチオシは、日本ではなかなかお目にかかれないペースト状腸詰"ソブラサーダ"と、モッツァレラを重ねて蜂蜜をかけた「マジョルカ」。ガツンと熟成した旨みと甘味、一度食べたら忘れられない味わいです。
こちらはお店の名前がそのままついた「フェルミンチョボカ」。スペインの高級ポークで有名なイベリコのロース肉2枚で、モッツァレラとピキージョを挟んだ豪華絢爛なメニュー。イベリコ独特の香りと甘い脂が口いっぱいに広がりボリューム満点。名脇役を演じてくれているのは、グリルしたパプリカをマリネしたスペインでは定番のピキージョ。肉厚でほのかに感じる酸味と甘みがイベリコと相性抜群 。
コース料理の最後に出てくるプレートを、フォークもナイフも使わずにガブリとやっている気分。まさにご馳走サンドです。
もうちょっとヘルシーなボカディージョを食べたいという方には、アンチョビ・レタス・トマト・たっぷりのクリームチーズを挟んだ「カンタブリア」。これはもう、期待を裏切らない美味しさ。女性の軽めランチにはもちろん、お酒のお供にもなりそうな軽快ボカ。
他にも、ハモンセラーノ(生ハム)とチーズの「クラシコ」、大きなトルティージャ(厚焼きオムレツ)をドンと挟んだ「エスパニョーラ」など、ボカディージョは全部で13種類。毎日通っても飽きないラインナップが嬉しいですね。パンと具材を選んで、自分だけのオリジナルボカを作ってもらうこともできるそうです。
ボカディージョは全てテイクアウトもOK。私も試してみましたが、時間が経過してもベチャッとせず美味しくいただけました。
次のページでは、ボカデョージョ以外の魅力的なメニューたちをご紹介します。