2015年3月期上半期の外食株主優待ベスト3<10万円以上編>
10万円以上のトップ3は投資金額は比較的大きいのですが、株主優待を使い易い銘柄が多い点に特徴!
上半期に権利確定した銘柄ではありますが、今回のベスト3は年2回、株主優待を出している銘柄ですので、これからでも狙える下半期の注目銘柄でもあります。是非、ご注目下さい!
なお、10万円以下で購入できるベスト3銘柄については下記に記載しておりますので、合わせてご参照下さい!
上半期の外食株主優待ベスト3=10万円以下編
※利回りを計算する上での株主優待の評価方法は、額面として記載されている数字を参考としています(一部ガイドが推定)。予想配当+予想優待利回りはあくまでも参考としてご覧ください。(2014年9月29日の終値で計算しています)
それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。
第3位 吉野家ホールディングス(東証1部<9861>)
予想配当+予想優待額面利回り:6.0%【2014年9月29日株価】 1327円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=13万2700円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 20円
【株主優待権利確定月】 2月末、8月末
【優待内容】 詳細はYAHOO!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください
第3位は吉野家ホールディングス<9861>です。牛丼では国内2位。その他、すし、ステーキ、うどんなどにも進出しています。今回は100株を購入し、300円サービス券を半期ごとに10枚、年間で20枚獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は6000円で評価し、利回り計算をしています)。
吉野家の株主優待の強味はやはり、幅広い方が利用しており、店舗数も多く、株主優待の汎用性が高いと思われる点です。牛丼以外にも最近では魅力的な商品も出ています。また、牛丼並盛りが300円ですので、牛丼好きの方には相当食費を浮かせることも可能と思います。
業績は緩やかな回復基調といったところです。2015年2月期第1四半期の業績は売上が4.2%増の443億2500万円、営業利益が8億8500万円(前年同期は7億5600万円の赤字)、経常利益が9億4400万円(同4億300万円の赤字)、純利益が5億5500万円(同4億9700万円の赤字)と黒字転換となっています。
株価は2013年から基本的には強い基調で推移していました。ところが2014年7月に大きく株価は下落。これは公募によって自己株を処分し、資金調達を実施したことが原因です。売り出し価格は1341円でした。
マイナス材料を考えれば、業績面では円安による原材料価格高騰への懸念や競合過多への懸念があります。一方、チャート面では200日移動平均線を50日移動平均線が下に突き抜けるデッドクロスが起こっていることがあります。これは通常トレンドの下落転換を示唆しますので、今後の株価推移に懸念が持たれるところでもあります。一方、プラス面を考えれば、前述の自己株式売却による資金調達は株価が大幅下落となったものの、長期的に見れば資金を得たことで業績にプラスという考え方も出来ると思います。また、配当権利落ち後に株価が下落し、その次の権利落ちに向けて再び株価が上昇していくいく可能性も考えれば、株価の割安な今は買いという見方も出来ると思います。
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