相続・相続税/相続の手続き

還付額は年間441億円!払い過ぎた相続税の取り戻し方(2ページ目)

一度支払った相続税も、評価の計算方法を見直すことで戻ってくるケースがあります。特に土地の評価を見直すと、相続税の払い過ぎが判明することが多いようです。相続財産に土地が多く、多額の相続税を支払った人は必見。

小野 修

執筆者:小野 修

相続・相続税ガイド

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評価額を下げられる土地の特徴

評価額を下げられる理由は多岐にわたりますが、主なものは以下の通りです。これら以外にも評価額を下げられる理由はあり、税理士の経験の差が出てきます。該当する土地があれば減額の可能性があります。

●土地の形に特徴がある
  • 間口が狭い、奥行きが深い
  • 土地の形や地盤が悪い
  • 道路との著しい高低差がある
  • 接している道路が狭い
  • 道路に接していない
  • 敷地の一部ががけになっている
  • 著しく土地が広い
●近隣になるべく避けたいものがある
  • 墓地に隣接している
  • 線路沿いなどの電車の騒音
  • 震動、異臭、土壌汚染地
  • 土地の上に高圧線が通っている
●複雑な事情がある
  • 一つの土地を複数人で分けた
  • 地代を取って同族法人に使わせている
  • 重要文化財建造物の土地、埋蔵文化財がある土地
  • 都市計画道路の予定地になっている
  • 他人が通路として敷地を通行している

ポイントは「その土地を買うとしたら、どこかマイナス点はないか」です。税理士にお願いした申告なので安心だと決め付けず、還付される可能性がないか、相続に強い税理士に相談することをおすすめします。手続きには期限がありますので、気になるところがあれば早めに相談しましょう。

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