タイムラプスでは動きがある被写体を撮ろう
タイムラプス機能は、一定間隔でシャッターを切るのですから、被写体もしくは画面の中のものが動いていないと、何枚撮っても変化が起こりません。タイムラプスを使う場合は、このことを意識して撮るものを選ぶのがポイントです。撮影方法は定点でカメラを固定しておき、動きのある被写体にレンズを向けて撮ります。フレームの中に動く被写体に対して不動のもの、例えば建築物や大きな岩などを入れておくと定点ポイントがわかりやすくなります。
また、撮影間隔の時間設定は、被写体の動きに合わせて決めます。動きが速い被写体の場合は、間隔を短くしないとコマ撮りができなくなってしまいます。反対に動きが緩慢な被写体は撮影間隔も長めの設定にします。
大きな撮影ポイントはこの二つです。それでは実際にタイムラプス機能で撮影した画像をご覧ください。
波打ち際の波の動きをタイムラプス機能で撮影したものです。撮影間隔は2秒。冒頭の5枚の写真を比較してみてください。
1枚目。波打ち際にカメラを設定して撮影開始。
2枚目。波の動きの変化に注目。
3枚目。瞬間ごとに変わる動きが見てとれる。
4枚目。刻々と動くものを撮ると違いがわかる。
5枚目。これらの写真が連続再生では動いて見える。
波の動きが速いので間隔設定も短くしましたが、これが夕日の沈むシーンなどはもう少し間隔を明けて撮ります。
このタイムラプスで撮影した画像を再生したものは、こちらの動画でご覧いただけます。
タイムラプスは、被写体が動く姿をコマ送りで撮影ができ、動画とはまた一味違うムービー映像を作ることができる機能です。いろんなアイディアで撮影してみると、これまではあまり目にしなかった映像が撮れるかもしれません。