様々なオンラインストレージとの機能・コスト比較
オンラインストレージサービスは様々ありますが、現在広く使われているのはDropbox社の「Dropbox」、Google社が提供する「GoogleDrive」、マイクロソフト社が提供する「OneDrive」です。各サービスとiCloud Driveの比較表は以下の通りです。
Dropboxは対応するデスクトップ、モバイル環境が豊富で、iCloud Drive、GoogleDrive、OneDriveではクラウド上でのオフィスファイル編集ができるなど、各サービス一長一短があります。
無料で使用できるストレージ容量に差こそあれ、有料プランでのコストパフォーマンスは概ね各社横並びです。ただし、Dropboxの有料プランが1TBからしかメニュー化されておらず、100GBや200GB程度のストレージ容量で十分なユーザーからすると割高に見えてしまうかも知れません。
使い分けのポイント
各サービスそれぞれに特徴があるので、どれか一つに絞らずとも、組み合わせて使うことでメリットを高めることも可能です。例えば、iPhone/iPadユーザであれば、すでにiCloudを利用していると思いますので、デバイス間アプリ間で共通的に利用できるストレージ領域としてiCloudDriveを活用しない手はありません。
また、連携アプリが豊富で、最も普及しているオンラインストレージサービスであるDropboxは、今なお強力な選択肢です。
GoogleDriveやOneDriveについてはフォルダ単位、ファイル単位で柔軟な共有が行えるため、他ユーザとのファイルのやり取りに補助的に用いても良いでしょう。
最後に
iCloud Driveはまだ出来たばかりのサービスですので、現時点では数あるオンラインストレージの一つでしかない印象です。しかし、これまでiPhone/iPadには存在しなかった、異なるアプリの間で共通的に利用できるストレージ領域が出来た点については、大きな期待を抱いています。
今後、iCloudDriveに対応するアプリが増加していけば、思いもよらないアプリの組み合わせによって、iPhone/iPadの使い方に大きな変化がもたらされるかもしれません。
ともあれ、今時点でも便利なサービスであることは間違いないので、皆さんも是非一度、iCloud Driveをお試し頂ければと思います。