ヤンキースの黒田博樹の勝利で記録更新
記録更新はさらに続きそうだ。
シーズンにおける日本人投手全員で積み重ねた白星の数が、マリナーズ・岩隈が14勝目をマークした5日(同6日)にそれまで最多だった62勝(2002年)に並んでいた。史上初となる4投手(岩隈、田中、黒田、ダルビッシュ)の2ケタ勝利到達に続き、合計勝利数更新も時間の問題と思われたが、なかなかクリアしなかった。それが、ようやく19日(同20日)に更新。しかも一気に64勝まで積み上げた。
63勝目は、ヤンキースの黒田博樹投手(39)だった。ブルージェイズ戦に先発し、6回2/3を投げ、1本塁打を含む7安打3失点(自責点2)で11勝目(9敗)をマーク。
「何とかしのぎながら、という投球だった。初回の本塁打はカウントを悪くして甘く入ったのを打たれたが、その後はうまく切り替えられた」と一応は納得の表情を見せた。7回6安打1失点だった14日(同15日)のオリオールズ戦では、白星はつかなかったものの、三回にドジャースなどで活躍した野茂英雄以来、2人目となる日米通算3000投球回に到達。もはや貫禄の歴代最多勝利の更新となった。
>>そして早くも64勝目を記録