メジャーリーグ/日本人メジャーリーガー 最新コラム

ロ軍・青木が3連戦で球団新の11安打と打ちまくる(2ページ目)

ロイヤルズ・青木宣親外野手が日本時代にも経験のないプロ初の2試合連続4安打を記録。さらに続く試合で3安打を打ち、3連戦の合計安打数を「11」とした。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

好調の理由はティー打撃の導入?

ちなみにこの日のメンバー表と着用したユニホームはカウフマン・スタジアム内にある「ロイヤルズの殿堂」と呼ばれる“殿堂スペース”に展示されることが決定した。

“1番”に固定されていた青木だが、9月13日(同14日)のレッドソックス戦から“2番”で起用され、そこから21打数13安打の打率.619と手が付けられなくなっている。2番という“つなぐ”打順がフィットしたことで安打が急増。3連戦前には.265だった打率を.281まで伸ばした。その理由のひとつとして挙げられるのは、2週間ほど前から、日本で慣れ親しんでいたティー打撃を試合前練習に加えたことだ。

アメリカでは数メートル離れたケージから緩く投げた球を打つのが主流で、ティー打撃はほとんど見られない。それを斜め前から下手でトスされた球を打つことにより、青木の特徴である球を呼び込んで打つタイミングを取り戻したのだ。その証拠に9月入ってからの外野へ放った14安打中、11本が中堅、左翼へ飛んだもの。イチローに負けない広角打法が本来の持ち味なのである。

現時点で首位タイガースと0.5ゲーム差。優勝の行方は最後の最後までわからないが、シーズン最後の4連戦は再びこのホワイトソックス戦。「ホ軍はどうやってアオキを打ち取るのか、その答えを探さなければいけない」と地元メディアが言うように、青木がカギを握っている。
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでメジャーリーグの関連商品をチェック!楽天市場でメジャーリーググッズをチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます