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ロ軍・青木が3連戦で球団新の11安打と打ちまくる

ロイヤルズ・青木宣親外野手が日本時代にも経験のないプロ初の2試合連続4安打を記録。さらに続く試合で3安打を打ち、3連戦の合計安打数を「11」とした。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

メジャー屈指の左腕もお手上げのバッティング

ロイヤルズの青木選手が、日本時代にも経験のないプロ初の2試合連続4安打を記録した。

ロイヤルズの青木選手が、日本時代にも経験のないプロ初の2試合連続4安打を記録した。

ロイヤルズ・青木宣親外野手(32)の当たりが止まらない。

9月15日(日本時間16日)から始まった地元カンサスシティーでのホワイトソックス3連戦。まず、初戦で4打数4安打の固め打ちをマークすると、16日(同17日)には日本時代にも経験のないプロ初の2試合連続4安打を記録した。日本人選手では2006年のイチロー(当時マリナーズ)以来、8年ぶり2人目。しかし、青木のバットはこれで終わらなかった。もっと凄い偉業を達成する。

17日(同18日)の第3戦、ここまで12勝3敗、防御率1.99とメジャー屈指の左腕であるクリス・セールに対し、青木は一回の第1打席に右翼線二塁打、三回の第2打席は左前打、そして四回の第3打席が中前打と広角に打ち分けて、前日の試合から7打席連続安打を記録し、まんまと攻略した。

「この3連戦はアオキのものだった。彼はヒッティング・クリニックを開けるよ」と198センチと青木より23センチも背が高いセールはお手上げ状態。逆に青木は「あれだけの投手から打てて、本当にうれしい」と胸を張った。

この3安打で、3連戦の合計安打数を「11」とし、1980年のウィリー・ウィルソン、1982年のジョージ・ブレッドの各10安打を抜く同一カード3連戦での球団記録を更新した。とくに通算3154安打で殿堂入りを果たしているレジェンドのブレッド氏(現ロ軍球団副社長)を抜いての新記録に価値がある。このブレッド氏の活躍でワールドシリーズを制した1985年以来、ロ軍は優勝から遠ざかっているが、青木がもしチームを29年ぶりに地区優勝に導けば、伝説の選手の仲間入りとなるだろう。

>>青木選手、打撃好調の理由は?

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