鉄道/新幹線

東海道新幹線の車窓から ~意外な見どころを楽しむ~(3ページ目)

2014年10月1日で開業50周年を迎える東海道新幹線。ビジネスや所用で乗る人が多いせいか、車窓に注意を払う人は多くない。しかし、富士山、浜名湖など自然豊かな情景が通り過ぎ、そればかりかユニークな「見どころ」も点在し、変化に富んで退屈しない。たまには車内での仕事や居眠りをやめ、車窓に注目しようではないか。何度も乗っていても、今まで気づかなかった発見があり、楽しめること請け合いである

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

727、ソーラーアーク、そして伊吹山

727

化粧品の広告看板「727」


紫煙をあげてたむろするディーゼルカーやディーゼル機関車の姿が意外と目立つ名古屋駅を出発。庄内川を渡ればあっという間に濃尾平野の田園地帯だ。東海道本線と分かれ、ひとりショートカットの進路を取る。田圃には野立て広告が目立ち、化粧品会社727の赤い看板が次々と現れる(この看板は新幹線の沿線いたるところに立っている)。
ソーラーアーク

ひときわ目立つソーラーアーク

名神高速道路と並走して木曽川を一気に渡る。岐阜羽島駅を過ぎ、大河長良川もあっけなく渡りきると、右手に巨大な箱舟型の太陽光発電施設「ソーラーアーク」の独特の姿が一瞬よぎる。まもなく、左右から山並みが迫り、それをものともしないで突き進む。関ヶ原の難所もひるむことなく通過。右手に見える伊吹山の姿が印象的だ。
伊吹山

伊吹山もよく目立つ


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