727、ソーラーアーク、そして伊吹山
紫煙をあげてたむろするディーゼルカーやディーゼル機関車の姿が意外と目立つ名古屋駅を出発。庄内川を渡ればあっという間に濃尾平野の田園地帯だ。東海道本線と分かれ、ひとりショートカットの進路を取る。田圃には野立て広告が目立ち、化粧品会社727の赤い看板が次々と現れる(この看板は新幹線の沿線いたるところに立っている)。
名神高速道路と並走して木曽川を一気に渡る。岐阜羽島駅を過ぎ、大河長良川もあっけなく渡りきると、右手に巨大な箱舟型の太陽光発電施設「ソーラーアーク」の独特の姿が一瞬よぎる。まもなく、左右から山並みが迫り、それをものともしないで突き進む。関ヶ原の難所もひるむことなく通過。右手に見える伊吹山の姿が印象的だ。