少しのプラスがふたりの距離を近づける
彼の部屋に泊まった翌朝。気を利かせて朝食を作っても、彼が喜ぶとは限りません。親切がお節介にならないよう気をつけて。
ただじっと見つめているだけでは、その恋は永遠に発展しません。相手が気づいてくれるのを待つだけの状態では、あなたも満足しないはず。
挨拶する、微笑みかける、困っているときに手を差し伸べる、連絡先を交換する、メールや電話で会話を楽しむ、デートに誘う、告白する……好きな人と親密な関係になりたいならば、最低でもこれだけのアプローチ(手順)が必要です。
相手があなたの気持ちに応えているならば、こちらが全部やるまでに働きかけてくれることもありますが、相手のアクションを待つばかりでは、いつまでもふたりの仲は進展しません。
晴れて恋人同士になってからも、あなたの中にある「好き」の気持ちは、惜しみなく伝え続けてこそ。安心して気を抜いてしまったら、倦怠期が訪れるばかりです。
楽しい関係が続いていくためには、相手の言葉を受け止める、相手の仕事や体調を配慮する、相手の好みを覚えておく……などの心配り。それらを何気ない会話の中で伝えたり、ふたりの時間に反映させるのは、親密な恋人だからこそできるのです。
恋に必要なのは駆け引きではありません。計算ずくで相手を操縦するような関係は恋とはいえません。
好きな相手にとって一番の理解者でいることを、言葉や行動で示す──それが「愛情表現」のすべてです。
しかし、相手を思いやる場面において失敗しがちなのは、よかれと思ってやりすぎてしまうこと。
何でも押しまくるのでは、愛情の押しつけになってしまいます。
迷惑にならない、上手な愛情表現には引き算が必要。
では、どんな場面で引くのが正解なのでしょうか。