条件付きだが大和ネクスト銀行は好金利
低金利が続く中、夏・冬の定期預金キャンペーンで好金利を得るのは年々難しくなっていますが、それでも通常期の金利と比較すれば各銀行ともに高めの金利を提示しているといえます。長期金利が8月に入り0.5%を下回る水準まで低下していることから、夏のキャンペーンが終了すれば、例年にもまして金利が低下する可能性も否定できません。キャンペーン期間中でも金利が引き下げられることもありえるのです。普通預金に寝かせているお金、余っているお金等々をかき集めて、キャンペーンが終わる前に1日でも早く好金利を得るようにしたいものです。物価は着実に上昇していることから、預金金利においては少しでも高い金利を得る癖を付けておくようにしましょう。
主な銀行のキャンペーンを再度、インターネット専業銀行から見ていくことにします。
ソニー銀行は、夏の特別企画、円定期特別金利と銘打ち、6月物、1年物をそれぞれ0.20%にしています。預入は平成26年9月7日の午後11:59までとなっています。
住信SBIネット銀行は、夏の資産運用応援特別キャンペーンとて、3カ月物、6カ月物を0.20%、1年物を0.25%にしています。さらに、新規口座開設をして円定期預金の預け入れ10万円以上でもれなく1000円がプレゼントされます。預入は平成26年10月5日預入手続き完了までとなっています。
楽天銀行の夏のキャンペーンは終了していますが、超短期円定期金利の1週間物の金利が0.20%であることを取り上げておきましょう。ジャパンネット銀行は、特別金利のようなキャンペーンは行っていません。
オリックス銀行も夏のキャンペーンは終了していますが、eダイレクト預金の金利は6カ月物が0.20%、1年・2年・3年物が0.22%とそれなりの金利を提示しています。
大和ネクスト銀行は、一定の条件が付きますが、平成26年6月以降に大和証券でNISA口座を開設し、同年9月30日までに100万円を上限に新規資金で大和ネクスト銀行の1カ月、あるいは3カ月物の定期預金に預け入れると、1カ月物=4.0%、3カ月物=1.5%の金利が適用されることになります。
金利が高め、地方銀行のネット定期に注目
続いて、地方銀行のインターネット支店を見ていくことにしましょう。池田泉州銀行では、池田泉州ホールディングス誕生5周年カウントダウンキャンペーンと称して、<池田泉州>プレミアム定期預金を平成29年8月29日まで扱っています。金利は0.5%なのですが、預入期間は2カ月、預入金額も300万円以上とややハードルが高くなっています。
キャンペーンではありませんが、東京スター銀行では、店頭、テレホンバンクで扱うスターワン円定期預金+(プラス)が1年物=0.4%、3年物=0.5%。インターネット限定が6カ月物で0.30%になっています。
関西アーバン銀行もキャンペーンではありませんが、インターネット支店のいちょう並木支店では1年物=0.25%、3年物・5年物=0.30%となっています。いずれも300万円以上の預け入れに適用される金利ですが、7月初旬と比較すると0.05%金利は低下しています。
その他、地方銀行のインターネット支店では、トマト銀行のももたろう支店のスペシャルきびだんご定期預金1年物0.40%、預入は100万円まで。香川銀行のセルフうどん支店の超金利トッピング定期預金1年物0.40%、愛媛銀行の四国八十八カ所支店のだんだん定期預金1年物0.40%、荘内銀行のわたしの支店専用定期預金が1年・3年・5年物共に0.40%になっています。荘内銀行のわたしの支店専用定期預金以外は全て預入は100万円までとなっています。