先進安全装備ならセレナ
しかし、ヴォクシー/ノアが万全のリードを築いているわけではない。2010年に登場した日産セレナも7月の販売台数では登録車で10位、6591台と大健闘している。
セレナは昨年末のマイナーチェンジで、内・外装をリフレッシュするだけでなく、車両や歩行者を検知して衝突回避や被害を軽減する「エマージェンシーブレーキ」や車線逸脱警報の「LDW(車線逸脱警報)」を、エントリーグレードをのぞいて標準装備するほか、アクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突や飛び出しを防止する機能なども用意するなど、安全装備の先進性ではヴォクシー/ノアよりも一歩先を行っている。
ヴォクシー/ノアも次の一部改良やマイナーチェンジなどのタイミングで追加するはずだが、現時点で安全性を重視するならセレナは無視できない存在だ。
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