スマートフォン市場は、ご存じの通りiPhoneとAndroidが大きくシェアを占めており、第3のスマートフォンの登場が期待されています。マイクロソフトのWindows Phone、サムスンのTizenなど、各社より様々なOSがリリースされていますが、注目のOSとして、「Firefox OS」を搭載したスマートフォンがあります。Mozillaが開発したオープンソースオペレーティングシステムで、HTML5アプリケーションが動作します。
日本初のFireFox OS搭載のFlame
こちらのOSを搭載したスマートフォンが、日本で発売となりました。「Flame」という端末で、あくまで開発者向けではありますが、技適マークを搭載しており、SIMフリーのスマートフォンとして利用も可能です。ただ、あくまで開発用のため、OSの書き換えや各種バージョンアップなどを、開発ツール経由で行うスキルが必要となります。今回は、この日本初のFireFox OS搭載の「Flame」のレビューをお送りします。「Flame」に関しては、日々アップデートが行われているため、2014年8月の購入した状態のレビューとなります。
Flameのパッケージです。
パッケージに書かれているスペックです。デュアルSIM仕様で、対応周波数が明記してあります。
パッケージを開けたところ。
同梱物です。
本体にバッテリーを入れたところ。バッテリー容量は1800mAh。
起動画面。
初期設定画面となります。日本語ロケーションはありませんでした。
アドレスデータは同期ではなく、インポートするスタイルです。
初期設定終了後、チュートリアル画面となります。
ホームボタン長押しでアプリ切り替えや終了ができます。
ホーム画面です。
フォルダー機能があり、ジャンル毎にアプリを収納できます。ソーシャルアプリなど、一通り揃っている印象です。
設定画面。
FireFox OSのバージョンは1.3.0。
OSの書き換えやアップデートの適用はパソコンのコマンド画面よりUSB接続で実施します。
「Flame」は開発用端末ということで、使用感をレビューできるレベルの端末ではありません。ただ、思ったよりも他のスマートフォン並みに使える印象です。しかし、基本がHTML5アプリということで、端末性能が上がらないとなかなか快適な操作感にはならないかな、という印象です。今後OSのバージョンアップに加えて、まだ日本語入力環境がありませんので、日本語入力機能の追加と、発展が楽しみなスマートフォンです。