地域に潤いを与え、交流の場になるランドスケープデザイン
『浅草タワー』のランドスケープデザインで特徴的なのは、地域の繋がりの強い浅草を反映したプランニングがなされている点です。総合設計制度によって計画された同マンションの空地率は60%。敷地の約3000m2は公開され、水盤と並木のある小路のほか、非常時にはトイレやかまどとして機能するベンチが置かれるなど、街の防災拠点としての機能が備えられています。また、浅草神社の大祭として毎年5月に行われる三社祭のときに神輿を置くスペースとして敷地の一部が使われます。藤棚のあるスペースは、地域の交流の拠点として活用され、隣接する建物内のコミュニティプラザは、祭りの2日間は、地域の方に開放されます。また、東京都の認証保育所も設置される予定で、賑わいの創出とと暮らしやすさに配慮したプランニングになっています。水盤を施した、外周部など洗練されたファサードデザインは、浅草の新しいシンブルに相応しいつくりになりそうです。
安心のセキュリティ ホテルライクな共用部
メインエントランスを抜けると、6m高の空間が拡がるラウンジへと続きます。外周部の水盤をガラスウォール越にみる景色は、ホテルのような上質感。聞けば、かつて明治・大正期の浅草のシンボルであった『凌雲閣』のイメージを踏襲しているとのこと。燻調のタイルを使ったレトロモダンなイメージに仕上げています。このラウンジでは、コーヒーや焼きたてパンのサービスもあります。共用部は、ミュージックルームにスタディルーム、ゴルフレンジなど多彩で、エレベーターセキュリティなど防犯面の配慮も感じます。コンシェルジュが配されホテルライクなサービスも受けられ、24時間有人管理で、人の目も行き届いています。
また、上層部にはパーティーなども開けるゲストルームを設置。『東京スカイツリー』も一望です。
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