原因は体調? 自分のバイオリズムに気づき周囲に伝える
生理痛が重い、出血過多、便秘や下痢など、下腹部に関係する症状があるなら婦人科へ
PMS(月経前症候群)などホルモンバランスが崩れることで、イライラが止まらなかったり、感情の起伏が激しくなることがあります。
ご存じの方も多いと思いますが、ホルモンの分泌を促しているのは脳下垂体です。脳下垂体は視床下部のすぐ下にあり、互いに影響し合うのですのですが、視床下部は自律神経をコントロールする働きを司っています。つまり、ホルモンの影響で、自律神経が乱れるとイライラしたり無気力になったりするのです。
イライラが止まらない原因を「性格のせい」「心の病気」と決めつけて自己嫌悪するのではなく、一度、婦人科を受診してみるのもひとつの方法です。著者は、婦人科で診断(PMS、子宮内膜症)を受け、食生活の見直しと漢方薬で改善しました。
「食生活」と「気持ちの変化」を手帳に記録するのもお勧めです。脂っこい食事をたくさん食べた翌月は、PMSや生理痛がひどくなり、精神的に不安定になりやすいということも、食事を記録してわかりました。
自分のバイオリズムを恋人や家族に前もって伝えることができれば、配慮してもらえますし、自分も心にゆとりができます。