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釣りをしながら撮影を楽しむ方法(2ページ目)

釣りで釣り上げた魚を写真に撮り、釣果を記録するのは楽しいものです。ただ、釣り場にデジカメを持っていくのは…とためらったり、釣りは難しいのでは?と思う方も多いでしょう。そこで今回は、釣りをしながら撮影を楽しむコツをご紹介します。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

魚の活きのある瞬間を狙って撮る

釣り撮影

中に浮いた状態で跳ね上がっている瞬間を撮影。フレームに対しての魚の位置やヒレもちょうど動き、躍動感に加わった。


釣り撮影

空を飛んでいるかのような瞬間。動きのある一瞬はこのような目には止まらない瞬間が撮れるのがおもしろい。


釣った魚も撮り方で様々な雰囲気に仕上がります。図鑑にあるような標本写真にしたいのであれば、魚を持ち帰ってからじっくり撮るほうがきれいに写ります。その反対に、釣り場フィールドにいる臨場感を表した写真も撮ることが出来ます。

釣り上げるとき、ピチピチと魚は跳ね跳んでいるものです。この活きがいい状態のときを狙って撮ることで躍動感がある写真を撮ることができます。

躍動感のある写真を撮るためには、魚を釣り上げてまだ針に魚がついた状態で糸をピンと張ります。竿はどこかに置くか、周りの人に持ってもらうなど固定しておきます。魚は中に浮いた状態になり、跳ね上がるなど動きを見せます。この瞬間がシャッターチャンスです。

魚が跳ね上がる瞬間をデジカメで撮影していきます。このときに気をつけたいのがピント合わせ。オートフォーカスでピント合わせはしますが、魚が動いているとオートフォーカスが追い付かずにピントが合わない場合がよくあります。ピンボケ写真を避けるために、何枚か続けて撮っておくのもポイントです。連写モードを使い、立て続けに数枚撮るのもひとつの方法。撮りやすいと感じる設定を探してみるといいでしょう。

暗い場所では、シャッタースピードが遅くなり、魚の動きがブレて写ることがあります。魚の動きだけを撮るなら、フラッシュを強制発光させて撮ります。ただし背景は暗く写ってしまうかもしれません。その他、天候や時間帯などの状況に合わせて撮影モードなどを変えて対応していきます。

背景もできるだけ海面または空などを入れる位置から撮るとより臨場感が伝わる一枚になります。最初はコツがつかみづらいかもしれませんが、何回か試すうちに撮り方が見えてくるはずです。

ただ、この状態では魚が動ける時間は短いので、できるだけ手早く撮影を終えるようにします。

釣りをしながらの撮影をしておくと帰ってから写真でもう一度魚を釣ったときの感動が蘇るようで楽しさが膨らみます。ぜひお試しください。

 

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