ラミネートベニア治療とは、歯の表面をごく薄く削り、セラミック製のシェル(薄片)を特殊な接着剤で貼り付ける治療法です。歯を削る量が少なく、神経も削ることなく治療を行うことが出来るので、身体にかける負担を最小限に抑えて行うことが出来る治療法です。

歯の色はもちろん、少しの歯並びの乱れや歯のサイズの調整、歯に縞模様が出てしまうテトラサイクリン歯もキレイに整えることが出来ます。そんなラミネートベニア治療の治療の流れや、美しく仕上げるためにチェックしたいポイントなどをご紹介します。

ラミネートベニア治療が適しているケース

  • 通常のホワイトニングよりも歯を白くしたい
  • 前歯のすき間を無くしたい
  • 摩耗した歯、小さい歯を治したい
  • テトラサイクリン歯をキレイにしたい

ラミネートベニア治療に使われるシェルと接着剤

ラミネートベニアのシェル

ラミネートベニアのシェル

ラミネートベニア治療には、セラミック製のシェル(薄片)が使われます。シェルは、歯の色が透けて見えるほど薄く、セットするには高度な技術が必要です。またセットする際には透過した歯の色などをすべて考慮し、もっとも白く美しく、自然な色合いに仕上げることが大切です。

接着剤の色味にもこだわり、セットしたときにもっとも美しく見えるよう、色味の異なる仮の接着剤で色のテストを行ってから仕上げて行きます(色味をチェックするために異なる色味の接着剤でテストをすることを「トライイン」と呼びます)。

ラミネートベニア治療のポイント

セットするラミネートベニアのシェルは、1人1人の顔のバランスや、歯本来の形状、噛み合わせの状態などを考慮して作られます。もっとも自然で美しく仕上がるよう、チェックしたいポイントをいくつかご紹介します。

歯の長さや角度がポイント

歯の長さや角度がポイント

1.歯の長さをそろえる

前歯3本を並べたとき、それぞれの長さは同じではありません。もっとも長いのは3番目の歯で、もっとも短い歯は2番目の歯です。それぞれの長さは0.5mmずつ異なっているのが、歯本来の長さです。この長さ関係をしっかりとそろえ、左右対称に仕上げることがポイントです。

2.歯の外側はやや丸く、内側は鋭角ぎみに
前歯の先端の形は左右対称ではなく、内側(隣の前歯に接している側)がやや丸く、外側が鋭角気味になっています。歯本来の形を忠実に再現することで、セットしたときに違和感のない、自然な歯を表現することが出来ます。

3.全体の歯軸ラインをそろえる
歯軸(しじく)とは、歯の中心を通る縦の線のことです。このラインはやや内側を向き、すべての前歯がそれぞれ少しずつ内側に傾いています。歯軸のラインはずっと下に向かって延長していくと、ある1点に集約されまます。お顔全体とのバランスを見ながら、その人がもっとも美しく見えるように歯軸のラインを調整してセットします。

4.接着剤の色にこだわる
ラミネートベニアをセットする際には、簡単にはがれないよう特殊な接着剤を使用します。この接着剤にも色味がいくつかあり、セットした時にもっとも自然な透明感と美しい白さを表現出来るものを選びます。先ほど接着剤の色味のテストをトライインと呼ぶとご説明しましたが、この一手間をしっかりかけることがポイントです。
特にテトラサイクリン歯の場合には歯の着色を遮断する、特殊な接着剤を使用します。自然な透明感を表現しながら美しく仕上げるには、接着剤の色にもこだわることがポイントです。

高度な技術を安心して受けるために

ラミネートベニア治療を美しく仕上げるには、ドクターの高度な技術と経験が必要不可欠です。治療を検討されている方はクリニックのHPなどを確認し、きちんとした治療実績があるかどうか、チェックすることが必要です。また最近では無料でカウンセリングを行っているクリニックも多いので、気になるクリニックが複数ある場合には、まずカウンセリングでドクターとの相性などをチェックされることをオススメします。

口元のコンプレックスやお悩みが解消されると、皆さん驚く位印象が変わり、見た目以上に心が明るくなるようです。口元をキレイにしたい方は、ぜひラミネートベニア治療を考えてみてはいかがでしょうか。
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