旅館とホテルのいいとこ取り!
ホテル龍名館お茶の水本店はビルの1階がロビーとレストラン、2階が9室の客室とライブラリーというこじんまりとした構成です。しかしさすが創業100年以上の歴史を誇る宿泊施設。和の要素あふれる旅館の良さ、そしてホテルの便利さを絶妙な具合でブレンドしてある魅力的な客室が並んでいました。広さは約53.1~61.9平方メートルで、全室スイートルームというにふさわしいゆとりある空間です。(2人1室、1部屋5万2000円~5万8000円)部屋は靴を脱いで上がるという日本スタイル。全室カーペットと畳のスペースが組み合わさっているので、畳でごろっと横になれるのも嬉しい点です。客室全体は濃紺のカーペット、黄金色の畳、緑茶を思わせるモスグリーンのリネンなど落ち着いた色合い。
バスルームにはなんと2人でも余裕で入れそうな大きさの、信楽焼の陶器の浴槽が!
アメニティも神楽坂発の人気和コスメ『まかないこすめ』のものをかわいらしい風呂敷に包んで用意するなど、ゲストの心をくすぐる仕掛けがいっぱいです。
ガイドが一番心惹かれたのはベッド。スプリングではなく中にはカシミヤやキャメル、麻など自然の素材が詰まっているという『ラークオール』という京都発のマットレスが導入されています。中にみっちり素材が詰まっているのを感じさせるベッドらしからぬ硬さ。夏に蒸れず、冬は底冷えがなく、寝返りがしやすいそうなので、一度寝てみたいものです。
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