島田佳奈の恋愛コラム/島田 佳奈の恋愛情報

空気を読まないほうが、恋はうまくいく!?(2ページ目)

「言われないうちに察する」ことは、日本人の美徳です。思いやりのある人は、相手の要求を聞く前に先手を打って動くことができますが、果たして恋愛でもそれは有効なのでしょうか。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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空気を読まな過ぎてダメになる恋もある

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言葉の通じない動物と意思の疎通が図れるのに、人間である恋人の気持ちを察することができないなんて。相手を理解するより自我を通すことを優先していませんか?

必要以上に空気を読みすぎアクションを起こせなくなってしまう人もいれば、逆に空気をまったく読まず、無用に相手を不快にさせてしまう人もいます。

この場合の「空気を読まない」というのは、相手の気持ちを無視しているということ。
連絡やデートの回数が減っている理由は「仕事が忙しい」からだと伝えてあるにもかかわらず、自分の寂しさばかりを優先しまう……あなたもやってしまったことはありませんか?

「友達とは飲みに行くくせに、私と会う時間を作ってくれないなんて」
ワガママを押しつけるのは、思いやりが足りません。
「メールの返事をくれないなんて、もう私のこと好きじゃないの?」
恋人ならやって当然、という持論の押しつけも、相手にとっては負担になります。

何でも言葉に出すほうがわかりやすいですが、中には「言い出しにくくて言えなかった」「理解してくれていると思っていた」という理由で説明することを避けたり省略したりする人もいます。

互いに好きでありながら気持ちがすれ違ってしまうとき、ふたりに必要なのは信頼とバランス感覚。

空気を読みすぎる人も読まない(読めない)人にもありがちな失敗は、思い込みが強すぎること。
その人の経験値にもよりますが、察する以上に「こうに違いない」と考えてしまうのは、ひとりよがりな思い込みであるケースが少なくありません。

なかなか会えず寂しいときは、あなたの「会いたい」気持ちだけを伝え、必要以上に妄想しないよう心がけて。
「どうして会えないの?」と不満をぶつける前に、これまでの会話の内容(実体として表れている限りの情報)を振り返り、相手の立場で考えてみれば、伝えるべきメッセージも変わってくるのではないでしょうか。

必要以上に妄想や思い込みに走らず、相手の言葉や態度を素直に受け止めること。
相手を信頼し、出し過ぎず抑え過ぎず適度な愛情を伝え続けること。
これは人間関係をよくするための基本です。

ふたりの関係がややこしくならないためには、基本に立ち戻ってみることが大事。

「空気を読む」ことは、場数を踏んでも簡単なことではありません。あなた自身も「言わずに察してもらおう」という態度はしないよう、気をつけましょうね。


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